2019.02.25
「自分はハマらない」と思っていたものの、気づけば〝不倫の沼〟に足を突っ込んでいたという人は珍しくないそうです。でもそんなとき、自分でも知らないうちに「口にしている言葉」があるそうで…なぜか「ママ友や知り合いから相談されることが多い」と自負する経験値豊富なママたちが、その相談事例から気づいた〝不倫のキーワード〟とは?
「だめなのに…」のあらがえない陶酔感(沙穂さん/35歳/化粧品販売)
昔からなぜか、友だちから相談を受けることが多かったのですが、ママになってからも相変わらず。ママ友や職場の人から、特に夫婦関係の相談をよく受けます。自分でも驚くのですが、最近では話を聞きながら(これは離婚するな)とか(旦那さん、確実に浮気してるな)って、わかるようになりました。
最近は不倫に走るママ友も多くてびっくりしますね、そういう時代なのかなってつくづく思います。彼女たちが一様に口にするのが「だめなのはわかってるんだけど」っていう言葉。この背徳感も不倫にハマる理由というか、ある種の快感なんでしょうね。
ときめきたい気持ちはわからないでもないけど、実際となると、同じように子どももいる立場としてはちょっと引きますよね。なので、なるべく不倫は止める方向でアドバイスしているんですが、「だめなのに…」って言葉が出たら、(これはもう、止められないな)と悟っています。
「いけないことをしている自分」を、悲劇のヒロインのように思って酔いしれている人も多いような気がして。最近では「だめなのに…」って言葉に嫌悪感を持つようにまでなってしまいました。
セックスレス夫婦の悩みは深い(綾香さん/29歳/結婚相談所勤務)
仕事柄、プライベートでもよく相談されることが多いんです。でも最近は、夫婦関係の修復を望むよりも「不倫に本気になってしまって離婚したい」っていう人が多い気がします。「これから不倫に発展しそう」って人も結構多いですよ。いまは働くママが多いから出会いも多いし、若々しくてきれいなママも多いので、望めばチャンスはたくさんあるんでしょうね。
そんな私の個人的な統計ではありますが、不倫する人・不倫願望がある妻って「セックスレス夫婦」がほとんどです。悩みを聞けば「夫婦仲はいいのにセックスがなくて寂しい」とか、「女として見られていない」と、必ず言います。だから外に救いを求めてしまうんでしょうね。
セックスレスになると夫が不倫する可能性も高くなるわけで、反面教師ではありませんが、自分はそうならないようにとがんばっています。
「まだ不倫じゃない」=これからね(さゆりさん/32歳/パート)
長いおつき合いのママ友の様子が急に変わり、「なにかあった?」とは思ったんです。もともときれいな顔立ちの人でしたが、育児優先で「おしゃれなんてあと回し」って感じのタイプだったのに、復職したとたんに服装もメイクもばっちり。
「もしかして、職場にイケメンでもいた?」なんて軽く聞いてみたら、大当たりだったようで「上司が結構タイプなんだよね」って照れたように言ってたんです。そのときは「かっこいい人が上司でよかったじゃん」なんて話していたんですけど。次に会ったときにはもう、「ふたりでよく食事に行ってる」と! それはマズいパターン、ですよね。
「それさすがにヤバくない?」と言うと「まだ不倫じゃないから、大丈夫!」なんてニヤケてて…これはもう〝この先の進展〟を期待しているなって思いました。そしてその数日後、案の定ホテルに行ったみたいです。
「まだ不倫じゃない」って言葉は言外に「これからそうなると思うけど」って言ってますよね…どうしても不倫には抵抗感があって、今は彼女とは距離を置いています。
無意識のうちに出てしまう言葉や、やってしまう行動にこそ、本当の深層心理が隠されているのかもしれません。また、相談することで自己肯定したかったり、賛同してもらいたかったり…そんな心当たりがあったら、要注意!ですよ。
ライター:白藤やよ
現役のホステスライター。20代の恋愛暗黒期を経て、男に振り回されない生き方を発見。不倫や家族の離婚問題、盗難、盗撮、交通事故…歩けば事件に巻き込まれる「リアル金田一」体質です。最近のブームは、SNS地獄にハマる女性観察。