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「これで許してよ」離婚は避けたい高収入不倫夫〝妻への慰謝料300万円〟

コミュニケーション

2018.12.11

2019.01.10

不倫が発覚すると一般的には泥沼化しそうなものですが、「お金持ちたち」は違います。地位や名誉や世間体…いろいろなものを守りたい彼らには「離婚」という選択肢は、ほぼ皆無。結婚生活を持続するために「妻に高額の慰謝料を支払って納得させる」夫と、それを受け取った妻の実話です。

 

金を出すから手を出すな(楓さん/35/会社員)

ここのところ、出張だの接待だのといって旦那が家に帰ってこなくなり、朝帰りする日も多くなりました。旦那とは元同僚だったので、職場の人のことはよくわかっています。

さっそく探りを入れると、出張や接待は嘘ではないようでしたが、どうやら別部署の20代女性との関係があやしいとのこと。すぐ興信所に依頼して証拠を集め、それを持って相手女性に「慰謝料をどっさり請求するから覚悟しておけ」と伝えに行きました。

すると後日、旦那が不倫を認め「金を払うから、二度と相手に関わるな」と言ってきたのです。あまりに頭にきて「ふざけるな!」と怒鳴ったら、現金を300万円取り出し「頼む、これで絶対に関わらないでくれ!」と頭を下げてきました。

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それならば、「二度と浮気はしないという誓約書を書いて」とお願いして、念のためボイスレコーダーにも誓約の音読を録音しました。旦那のことはお金と誓約書で許す形になってしまいましたが、相手にも慰謝料請求しちゃっただけに…まあ、仕方ないですね。いまはとりあえず平和に暮らしていますが、不安は消えません。

お金と爆買いで「結婚」を繋ぎ止める(実来さん/34/パート)

 主人は私がキャバクラで働いていたときの店長で、結婚後はキャバクラを数店舗経営するようになりました。お金の不自由はありませんでしたが、仕事が仕事なだけに常に女性の影がチラつきました。

20代のころはいちいち追求してケンカになり、「浮気じゃない」と弁解されて…という繰り返しでしたが、もうそういう生活に疲れ、慰謝料をもらって離婚しようと決意したんです。お店が終わる時間に張り込みをして、女性の部屋に行く姿を写真とビデオに収めました。

後日その証拠を突きつけて「離婚してください」と言うと、「俺が悪かった」と100万円くれました。その後も「欲しいものはなんでも買ってくやる」というので、ブランド物のバッグやリングなどを、総額200万円ほど爆買い。いまは、欲しい車があるので、それもおねだりしているところです。

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浮気を認めてからは、「なんでも買ってくれるし、まぁ、いいか…」と許してしまう自分がいます。今後もし、主人にお金がなくなったら、即離婚するつもりですけど。

現金300万円で不倫をチャラに(みづきさん/36/自営)

主人は20代で不動産会社の社長になり、欲しいものすべてを手にしてきました。私や子どもたちも、何不自由なく暮らしてきたんです。ただ、お金を持つと男性は必ずと言っていいほど、遊びますよね。子どもができてからは、「忙しいから職場に泊まる」とか「飲みに行くから明日帰る」なんてことはしょっちゅうで、週に2回くらいしか家に帰ってこなくなりました。

私は「お金さえきちんと入れてくれればいい」と割り切っているし、主人がいないほうが子どもと平和に過ごせるので、なんとも思っていません。共通の知り合いから「六本木に愛人の部屋を借りているよ」と教えてもらっても、別に平気。お金があるうちは別れるつもりはありません。

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とはいえ「もらえるものはもらっておこう」と思って。「愛人に部屋を借りてるんですってね…」と、傷ついたフリをして離婚をチラつかせ、相手に慰謝料請求すると話したんです。するとあっさり不倫を認め「ごめん、300万円あげるから許して」と…世間体のためにも離婚だけはしたくない彼のこと、案の定お金で解決してきました。私も心のなかでほくそ笑んでますけどね。

お金持ちの世界は、不倫の解決法も驚くべきものでした。いろいろと浮かんだ疑問を、多くの離婚案件を扱う弁護士・井上愛美先生にお聞きしました。

今回ご紹介したのはいずれも夫の不貞行為が発覚し、夫から高額の慰謝料をもらったというケースですが、通常、その相手に対しても慰謝料請求はできるのですか?

「できます。もっとも、不貞行為はふたりの行為ですので、責任もふたりで取らなくてはいけないということ。つまり、当該不貞行為について、夫から相当額のお金をもらったのであれば、交際相手にさらに慰謝料を請求することは困難となります。

また一般的に、家計の財布は夫婦同一なので、妻が夫から慰謝料を受け取っても「家計のなかでお金が回るだけ」となってしまいますので、婚姻関係を継続する前提であれば、慰謝料は不貞の相手に請求することが多いと思います。

しかし、夫の資産すべてを奥さんが把握していなかったり、各自で財産管理を行っていたりする場合は、少し話が変わります。夫が支払う慰謝料で妻の財布が痛むわけではないため、妻にとっては有益なのだと思います」(井上弁護士)

今回は、「夫が妻に慰謝料を支払って婚姻生活を続ける」という体験談でしたが、「離婚する」となった場合は、夫にはどのくらいの慰謝料を請求できるものなのでしょう?

「不貞行為による慰謝料の金額は、婚姻期間に対する交際期間の長さ、夫婦間の子どもの有無などの事情を考慮して判断されます。そのため、具体的な金額が決まっているわけではありませんが、不貞行為が原因で離婚した場合、一般的には、婚姻関係を継続する場合よりも慰謝料の額は多くなります」(井上弁護士)

離婚するかしないかでは、慰謝料の額も違ってくるのが一般的なんですね。ちなみに、今回のように、夫が相手をかばったり相手にお金がなかったりして、夫側がお金を用意するケースはよくあることなのでしょうか?

「そのようなご相談は、確かにあります。しかし、それでは通常は奥さんが納得しないことでしょうし、そのような場合、離婚を前提にしているケースが多いと思います」(井上弁護士)

<取材協力>井上愛美 弁護士
千瑞穂法律事務所http://www.sennomizuho.net/

ライター:木村 百
情報誌の編集者として激務をこなした後、フリーライターに。2人の子どもの育児ストレスでイライラしつつも、日々の自分磨きは欠かせないアラフォーです。実母も姑も近所で暮らしているため、いまも未来も不安は尽きず。毎晩のお酒だけがパワーの源。

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