2018.06.17
2018.09.10
「バレない浮気」でネットを検索すると、数々の“火遊びテクニック”が出てきます。
しかしそれらを駆使してこっそり楽しんだところで、「嬉しい」「楽しい」といった感情が、全身からダダ漏れしてしまっているのでは意味がありません。
「女の勘」と「妻の観察眼」は侮れないもの。今回は、「いつもより浮かれてる」という変化から、週末の夫の浮気を察知した女性たちに取材を行いました。
休日出勤日に「やたらほめる」旦那の裏にご用心(愛さん/32歳/運送会社事務)
もともと淡泊で、愛情表現なんてまったくしてくれない旦那。結婚前はそれなりにほめてくれたり、「好き」と言ってくれたのですが、子どもが産まれるころにはそういった愛情表現はゼロになっていました。
そんな旦那ですが、休日出勤から帰宅した日の夜、突然「今日のごはん美味しいね」と言ってきたのです。いつもは「いただきます」も言わないのに…。
突然のほめ言葉に困惑する私。照れくささもあり「ほめたって何もでないからね!」と返したのですが、久しぶりにかけてもらえたやさしい言葉に「子どもも3歳になって落ち着いてきたから、夫婦関係を改善したいのかしら?」なんて、むしろウキウキした気持ちでいたのです。
しかしその日以降、平日はぱったり淡泊。なのに休日出勤の日になると「その髪型似合ってるね」とか「今度二人でどこか出かけたいね」と言って愛情表現してくれるようになったのです。そう、そのオン&オフが逆に怪しい…。
まずは真実を確かめようと思い、旦那が「休日出勤」と言って出かけた日、業者のフリをして旦那の会社に電話をかけてみました。その結果やはり「黒」なことが判明…電話に出た社員は「休み」だと言ったのです!
旦那を問いつめようと思ったのですが、「休日出勤だ」と言って出かけるのも、私をほめてくれるのも“この浮気を隠したい”。つまり、ちょっとした火遊びなんだろうと思い、見て見ぬふりをすることにしました。
旦那の“週末ほめほめ攻撃”はそれから半年ほど続きましたが、ある日を境にピタッと止まったので、そこで不倫相手とは終わったのだと思います。
いつか「あの頃不倫していたよね、バレバレだったよ」と言ってやるつもりです。
旦那に芽生えた“美意識”を、いち早く察知!(瞳さん/29歳/食品メーカー営業)
身だしなみや持ち物にまったく関心のない旦那。ヨレヨレのTシャツ、結婚前から持っているジーンズを着回し、財布やキーケースも近所のスーパーで購入したものを使用していました。
そんな旦那に変化が訪れたのは、娘が2歳になった頃でした。いつもなら私が洋服を買いに行くと言うと「家で待ってるよ」と断るくせに、その日は旦那も同行。オシャレな洋服を数着と靴。そしてヘアワックスや鼻毛切りばさみも購入していました。
「娘ちゃんにきらわれたらイヤだからね」なんて言っていましたが、女の勘なのか、単に隠すのが下手なだけなのか…旦那の中に芽生えた“美意識”を怪しまずにはいられませんでした。
そして案の定。休日になると、シャワーを浴びて購入した洋服を身にまとい、身だしなみを整えて「休日出勤」だの、「友達に会う」だの、なんだかんだ理由をつけて出かけるようになった旦那。
それ以前は「もし浮気したら、私は絶対に取り乱すだろうな」と思っていたのですが、あまりにもバレバレな旦那の態度に「これで本気でバレてないと思っているのだろうか…」と、ちょっと面白いような哀れなような…。
ですが妻として、この浮気は阻止しなければなりません。旦那がいつも使うカバンの中に小型のGPS発信機をしのばせたら準備は完了。あとは旦那が帰宅したとき「今日○○にいたよね? 女とふたりで居たところを私の友達が見たんだけど…」と問い詰めるだけ!
もともと隠すのが苦手な旦那ですから、言い訳も下手クソ。その場で相手の女に連絡させて、関係を終わらせてもらいました。男の浮気ってこんなにわかりやすいのですね。
「イヤな休日出勤」前夜なのに、ハイ!!自作の鼻歌出た~(香織さん/33歳/トリマー)
私が旦那の浮気に気づいたのは、「鼻歌」です。私たち夫婦は機嫌がいいと無意識のうちに鼻歌を歌う癖があり、家の中はわりとにぎやかというか、明るい雰囲気だと思います。
だから旦那が浮気をしたときもすぐにピンときました。だって、「休日出勤いやだな…」と言いながら…金曜の夜に鼻歌歌ってるんですもの。しかも、自作(笑)!
「なんで鼻歌歌ってるの?怪しい~」と言ったら、「仕事でいいことがあってさ」なんて返ってきましたが、旦那は仕事での浮き沈みを家に持ち帰らない人なので、「これは絶対に女だな」って思いました。
確信すると同時に、暗い気持ちになってしまって…。
旦那に「明日、休日出勤って言ってるけど、本当はオンナに会いに行くんでしょ?怪しい。怪しすぎる!」「もしそうだったら即離婚する!」と詰め寄ったら、「浮気ではないけど、会社の後輩の女の子に相談に乗ってほしいと言われて、会う約束をしている」と言ったのです。
「既婚者を休日に呼び出す女も、鼻歌を歌って浮かれるあなたも信用できない」と伝え、休日デートは力技で阻止しました。もし私が気づかなかったら…? 今ごろどうなっていたことやら。
今回取材させていただいた3人の妻はみな、口を揃えて「すぐバレるような浮気ならするな!」と言っておりましたが、それと同時に「わかりやすいところが救い」だとも…。
もし旦那さんが週末に浮かれ始めたら「怪しいよ」とひと言、伝えてあげてくださいね。なぜバレたのか理由がわからない男性は、それだけで心臓バクバク。抑止力になるはずですよ。
ライター:塚本有紗
10歳年下の旦那を持つ新妻。ラブラブで楽しい時期のはずが、旦那の過干渉、姑からの嫁いびりに早くも疲労困憊。「スピード離婚」「離婚 流れ」と検索するのが癖になりつつあり、「結婚生活が上手くいってない」という人の話を聞くと仲間意識が芽生える。