2019.06.04
2020.04.18
SNSといえば、投稿している人の「いま」や「リアルタイム」がセキララにわかるように思います。ところがお話を聞いた妻たちは「そう思いこんでいるからこそ、アリバイ工作に使える」と言うのです。ほんのわずかな罪悪感と魅惑的な不倫との間を、ゲームのように行き来する彼女たち。「絶対バレない」と言う偽装工作、果たしてその方法とは?
■SNSはアリバイ工作に便利(綾香さん/28歳/受付)
iStock.com/Anatoliy Sizov ※画像はモデルを起用したイメージです
私の友だちは、一緒に食事に行くと必ず「お店をはしご」するんです。ランチが終わると、カフェを数件はしごするのが当たり前。そしてお店を変えるたびに、わざわざ服まで着替えるんです。
最初は(インスタでもやってるのかな)と思っていましたが、あまりにも不思議だったので「なんでお店ごとに、毎回着替えてるの?」と聞いてみたんです。するとなんと「実は浮気のアリバイを作りなの」と。
「浮気相手と会う日は、こうやっていままでストックしておいた写真をアップするの。友だちと遊んでいるように、旦那に見せかけているんだよ」と、まさかのカミングアウト!
「旦那とSNSでつながっていると結構面倒だけど、浮気のアリバイ工作になると思えば助かるよ」と、あっけらかんと話すんです。「いま友だちと遊んでるよ!」と、旦那に写真をLINEで送ることもあるんだとか。
旦那さん、すっかり信じ込んでいるんでしょうかね? いや〜、恐ろしすぎ!
■「妻のリアルタイム」の本当は…(美佳さん/26歳/IT関係)
iStock.com/Alexandra Iakovleva ※画像はモデルを起用したイメージです
私のバレない浮気術は、SNSをうまく使って旦那の目をごまかすこと。もともとインスタ投稿はマメにするタイプなのですが、家族で出かけたときは、なるべく「リアルタイムで投稿」しています。
その理由は「私のインスタ投稿=リアルタイム」だと、旦那に刷り込みするため。目の前で、いまの出来事を投稿する姿を見せておけば、疑うことなく「妻はここにいる」と信じ込んでもらえますから。
その刷り込みがあるからこそ「いま、妻は友だちと買い物中なんだ」「いま、妻はお茶しているんだ」と疑うこともないんです。でもその写真は…本当は前もって、別の日に行ったときのランチや、買い物の写真を溜めておいたもの。
浮気相手と会う昼間に、それを投稿するんです。ただし、SNSにはコメントを残されたくないので、コメントできないよう設定。投稿した写真への反応は「いいね」だけだし、これで浮気がバレる心配はありません。
■「ラブラブな家族写真投稿」の意味は…(慧子さん/31歳/パート)
iStock.com/dolgachov ※画像はモデルを起用したイメージです
いけないことだとわかっていますが、旦那に隠れて浮気をしています。浮気相手とはそんなに頻繁に会っているわけじゃないので、行動からバレることはないと思いますが、念のため「SNS」を利用しています。
旦那とも浮気相手ともSNSでつながってはいませんが、一応「この写真、インスタにあげていい?」「こないだの旅行のときの写真、インスタにあげるね」と、旦那にSNS投稿していることをアピール。
旦那はSNSに疎くてインスタもしていないのですが、私が家族写真を投稿するのはうれしいようで。それに、旦那とのラブラブな写真を投稿している妻が、浮気しているなんて思っているわけありません。
友だちしか見られないようSNSには鍵をかけているので、その写真を浮気相手が目にすることもありません。ほかにアリバイ工作はしていませんが「SNSに投稿するほど、旦那のことが自慢で好き」と日頃からアピールして信頼を得ています。
ごく親しい友だちだって、まさか私が不倫しているなんて思ってもいないはずですから(笑)。旦那の信頼を裏切っているのは心苦しいですが、もう少し浮気を楽しみたいです。
iStock.com/gpointstudio ※画像はモデルを起用したイメージです
SNSを利用して、夫や周りを欺き続ける妻たち。頭を使い心理を巧みに操ったそのテクニックは、思わず感心してしまうレベルです。でももしも、万が一この「積み重ねた嘘」がバレたときは…信用は一気に失うことを覚悟しなければなりませんね。
ライター:白藤やよ
現役のホステスライター。20代の恋愛暗黒期を経て、男に振り回されない生き方を発見。不倫や家族の離婚問題、盗難、盗撮、交通事故…歩けば事件に巻き込まれる「リアル金田一」体質です。最近のブームは、SNS地獄にハマる女性観察。