2018.10.31
2021.03.03
「嫁としていいとこ見せちゃおう!」と、気合と予算をフル投入して贈った姑への誕生日プレゼント。ところが! 喜んでもらおうとがんばって選んだのに、姑からはさんざんな仕打ち。さて、どこが鬼門だったのか…笑えない体験をしたママたちに話を聞きました。
赤色にトラウマでもあったのか…?(恵さん/32歳/事務員)
派手な服が大好きで、毛皮のコートやヒョウ柄のパンツなどを着こなす姑。久しぶりに会えば「恵さんはいつも地味ね!」と皮肉を言われることもしばしばで、正直苦手なタイプです。そんな姑との距離をなんとか縮めようと、姑の誕生日にプレゼントをすることにしたんです。
ブランド物が大好物の姑のために、普通なら絶対に入れないような高級ブランド店を必死に回りました。悩みに悩んだあげく決めたのは、某有名ブランドの「真っ赤なバッグ」…姑が赤いバッグを持っているのは見たことがなく、ダブることはありません。
予算は大幅にオーバーでしたが、「自分じゃ買わないだろうし、派手好きだから」と思い、丁寧に包んでもらって姑の誕生日に渡しました。すると「わぁ嬉しい! このブランド大好きなの」と包みを開ける姑。
(よかった!)とホッとしたのもつかの間、バッグを取り出した瞬間、姑の表情が一変したんです…手を震わせながら「私は赤が大っ嫌いなの! これはいやがらせなの!?」と、私にバッグを投げつけて部屋を出て行ってしまったんです。
震えるほど赤が嫌いなのは何か訳があったのか、単純に赤が嫌いだからなのか…? いまとなっては聞ける雰囲気じゃありませんが、事前に確認しておけばよかったと後悔しています。
贈り物を突き返されたこと、ありますか?(陽子さん/29歳/受付)
おしゃれな姑のために、誕生日プレゼントはアクセサリーを買うことに決めていました。以前から、私のことをよく思っていないことはうすうす気づいていたので、贈る品には気を遣ったつもりです。
いろいろ悩んだ結果、小さな真珠がついたかわいいネックレスを見つけることができました。そんなに高いものではありませんが、生活費の一部から一年かけてコツコツ貯めたお金で買った、心を込めたプレゼントです。
誕生日当日、「結婚式とかにもつけてもらえると思って」とプレゼントを手渡しました。笑顔で受け取ってくれた姑ですが、ネックレスを見たとたん「こんな安物恥ずかしくてつけられないわ。これはあなたが使って」と、突っ返してきたんです。
贈ったプレゼントを返される…恐らく人生にそうはないであろう屈辱の体験で、私は姑との距離を縮めることを諦めたのでした。それ以来、彼女にプレゼントを贈ることはありません。
反応薄く…未開封で半年放置(志穂さん/29歳/パート)
「最近肌の乾燥が気になる」と、姑が言っていたのを思い出し、誕生日に美顔器をプレゼントすることにしました。選んだのは、雑誌でも取り上げられたハイスペックモデルの一台。もちろん高額でしたが、姑との良好な関係が保てるのなら、投資としては安いものです。
姑は遠方に住んでいるためプレゼントは郵送にしました。が、配達予定日を過ぎても、お礼の電話や手紙はありません。不安になり「プレゼントを送ったんですけど、届きました?」と電話してみると、「あ~、あれね、ありがとう」と適当な返事が返って来ました。
それから半年ほど経って、旦那と帰省したときのこと。物置にしている部屋に見覚えのある箱が未開封のまま置かれているのを発見…そう、私が送った美顔器です。なんとも言えない気持ちになり、思い切って姑に「あのプレゼント…気に入らなかったですか?」と尋ねてみました。
すると彼女はなんと、「あ~、忘れてた。いらないからあなたにあげるわよ」と。姑のお肌を気遣って、大枚はたいてプレゼントしたのに…私の気持ちは微塵も伝わりませんでした(涙)。
年代も違えば好みも違うし、姑の欲しいものを用意するのはなかなか至難のワザ。日頃のコミュニケーションでさりげな〜くリサーチする必要がありますね。あなたが姑になった時には、お嫁さんの贈り物に大感激してあげましょう。頑張れ、ママたち!
ライター:葛西 明