2018.09.14
2021.03.02
姑に我慢できないから離婚したい…そんな悩みに、「私がおかしいの?」と悩む妻。でも、果たしてそうなのでしょうか? 彼女たちから悩みを相談されたママたちに、話を聞きました。「離婚してでも縁を切りたい」と思い詰めさせる姑たちは、いったいどんなことをしたのでしょうか?
悪口を言いふらされて円形脱毛症に…(多恵さん/40歳/図書館司書)
原因不明の腰痛で入退院を繰り返していた姑を、私のママ友は懸命に看病し、仕事の時間を融通してもらってまで通院につき添っていました。
ところがある頃から、近所の人に無視されたり、いやみを言われたり。ひどいときは、庭にゴミを投げ入れられるいやがらせまでされたそうです。パニックになりそうなのを堪えて、なにが原因なのか探ってみると…なんと、姑が彼女の悪口を言いまわっていたことがわかったんです。
病院の看護師さんや同室の入院患者には、まるで「嫁に虐待されている」かのように話していたとのこと。近所でも病院でも白い目で見られ続けた彼女は「一生懸命やってるのに、なんで?」と落ち込むばかり…挙げ句の果てに、円形脱毛症になってしまったんです。
旦那さんに何度も話したそうですが「母さんは病人なんだから、そのくらいガマンしろ」の一点張り。子どものためにも、離婚だけは避けたかったみたいですが、最近ついに決意を固めたようです。
夫と姑が結託していたことが判明(結菜さん/29歳/パート)
そのママ友の旦那さんは地方出身なのですが、子どもが小学校に上がるタイミングで、偶然にも故郷の町に転勤になったそうです。単身赴任というのも…と悩んだ末、家族全員で引っ越すことに。
その後も、彼女とは頻繁に連絡を取り合っていました。最初は元気だったのですが、次第に「もうイヤ!」「東京に帰りたい」などと言ってくることが増えました。
というのも、お姑さんが彼女のやることがすべて気にくわないそうで…なにかにつけて「都会の子はすんごいねぇ!」などと言われ、よそ者扱いされているとのことでした。旦那さんに言っても「ここで子供を育てていくんだから、この土地になじんでくれ」と言うばかりだったそうです。
でも後日、実は故郷への転勤は、旦那さまが会社に異動願いを出したからだったと発覚。しかもそれは、お姑さんのさしがねだったようで…。
夫と姑にだまされたような形になった彼女は、ついに耐えきれなくなり、離婚して東京に戻ってきました。いまはお子さんの親権を争っているようですが、別人のようにヤセてしまい、気の毒でなりません…。
ついに夫がかばってくれることはなかった…(直美さん/38歳/営業職)
つい先日、ママ友が離婚したんです。原因はズバリ、お姑さん。でも結婚当初は「いい人だ」と思っていたようです。
例えば旦那さまがいないときでも、食事を作りにきてくれて自分は食べずに帰ったり、掃除機だけかけに来てくれたり…うっとうしいと思う人もいるかもしれませんが、忙しい仕事を抱えている彼女はかなり助かっていたようです。
そんなある日、リビングのカーテンが突然変わっていてビックリ…(なんの相談もなく?)と微妙な気持ちになり、旦那さまに話すと「くたびれてたから気を使って変えてくれたんだろ」と。そのときは彼女も(そんなもんかな)と深く考えずにお姑さんにお礼を言ったそうです。
ところがそれで気を良くしたのか、お姑さんは家のなかをどんどん好きなように変えていき…さすがに「相談していただけると嬉しいです」とやんわり抗議すると「あなたは忙しいから、余計な負担かけたくないのよ」という返事。
そういう問題じゃないというと、「そんなこと言われるなんて! 本当の親子みたいに思ってたのに」と泣き出してしまったというのです。まるで悪者扱いですよね。
我慢の限界を感じて旦那さまに訴えると、彼女が悪いように言われたそうで…しかもお姑さんは嫌がらせをするようになっていったとか。離婚もやむを得ませんよね。
「姑が嫌い」から「離婚したい」とまで思い詰めるのは、結局「夫が味方してくれなかった」ことに原因があるようです。「私がおかしい?」と思う必要は、まったくありません。お姑さんが原因で離婚するなんて悔しい限りですが、見切りをつけて新しい人生に踏み出したほうがいい場合もあるのかもしれませんね。
ライター:新海彩夏