2018.07.10
2018.09.10
妻にとっては、緊張が走り遠慮が飛び交う初の「義家族旅行」。ようやく宿にたどり着き、やっと休める…と思った瞬間、驚愕の〝部屋割りルール〟にさらなる困惑を深める妻たち!! 果たして夫の家ではジョーシキなのか?!
義母による部屋割りが、まさかの「男女別」?!(悠子さん/38歳/パート)
比較的裕福なご家庭で育った旦那と「できちゃった婚」した私。それでも義母はとても優しく、優雅なセレブ母といった印象でした。
そして、結婚して3年くらい経ったある日、「あなたたち家族の分も出してあげるから、一緒にいらっしゃいよ!」と義母に旅行に誘われまして。それは旦那のしがない給料ではいけるはずもない、高級旅館へのお誘い! 思わず目をうるうるさせて喜んだんです。
でも旅館に着くと、「部屋割り」が発表されました。
女部屋/義母と、私と娘
男部屋/旦那と義父
(えぇっ!! 家族ごとの部屋じゃないの??)
実は…義父と義母はまぁまぁの不仲、一緒の部屋にいたくはなかったんでしょうね。
義母は大好きな孫と一緒で楽しそうに過ごしていましたが、私はといえば義母との一緒の部屋でくつろげるはずもなく。帰ってくる頃には、気疲れして疲れ果てていたのは言うまでもありません。
「別々の部屋にして」とは言ったけど…(南さん/32歳/観光業)
旦那には、公務員の長女・IT企業の次女・広告代理店の三女という、いわゆるバリキャリ三姉妹がいます。しかもなんと3人とも未婚で実家住まい。とはいえ家同士が遠いため、私が会うのはお盆とお正月くらいで、それなりに良好な関係を築いていたんです。
そんな旦那家族から、あるとき旅行のお誘いが! わたしは、旦那に「部屋は別々にしてほしい」とお願いして、一緒に行くこととなったんです。
ところが!!
「別々の部屋」という希望は通っていたのですが…義家族は露天風呂付きの高級離れ、私たちはなんとボロボロの旧館。
「離れがひとつしか取れなくて、ごめんなさいね」と義母。旅費を出してもらっている手前、なにも言えませんが、娘も「ゆうちゃんも、お風呂がついた部屋がいい~」と義家族の部屋に行ってしまい、主人も義父と部屋で飲み直し。
三姉妹は温泉の後エステに行ってしまい…私だけがボロボロの旧館で虫たちと大戦争。その後、ひとり寂しく旧館の部屋で寝たのでした。もう二度と行きたくないです(笑)。
ひとりひと部屋…それは旅先でも鉄のルール(真奈美さん/35歳/不動産)
結婚して3年。お盆に旦那の実家に帰省していると、「この正月は、海外で過ごさないか?」 とステキな提案をいただいたんです!
子どもがちいさいうちなら旅費も安いしとのことで、「わぁ~! 憧れの海外年越し、いいですね」と盛り上がり、義母が予約してくれることになったんです。
「お金なんていいわよ」と言っていただいたんですが、主人と相談して半分は支払うことに。飛行機に飛び乗って、いざハワイへ。オシャレな晩ご飯を食べ、部屋にチェックインすると、鍵を4つもった母が笑顔でこちらにやってきます。
「んん? 4つ?」と思っていると、「はいこれがあなたので、これがあなたので…」と義父、旦那、私の順に鍵を手渡すではありませんか。
驚く私を尻目に、旦那もまったく違和感ない様子で、「え? なにかおかしい? うちはいつもこうだよ」とのこと。家族で一緒の部屋に泊まるのが普通だと思っていたのは私だけのようで、みんなそれぞれの部屋に笑顔で引き上げて行きました。
私には違和感しかありませんが、旦那の家庭では中学過ぎてからはこれが普通のようで…ひとりで寝るほうが疲れも取れるでしょ?」だそうです。
確かに子どもが生まれてからは、うちも寝る時間は違うので別々の部屋に寝ていますが、旅行先で別々なのはびっくり。「ひとりひと部屋」に、とにかく衝撃を受けた旅行でした。
自分の実家では当たり前で「これが常識」と思っていることでも、家族のルールって意外と違うことってあります。すでに慣れてきた夫の実家でも、「初めての家族旅行」となれば独自のルールに驚くことも。新しい発見ができて、楽しいかもしれませんね(笑)。
ライター:鈴本ちさこ
元ナンバー1キャバ嬢。会社経営者との結婚を機に引退し、自身の恋愛経験を書いてほしいと、依頼されたことをきっかけにライター活動を開始。某有名恋愛ライターのゴーストとしても活動している。ずれた金銭感覚で、ママ友ができないのが悩みの種。