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キュウリに殴り殺される…!!夏野菜戦線、今年の行方

コミュニケーション

2021.08.18

きゅうりのおばけ

前回、義父が家庭菜園で生産する、とても消費しきれない大量の夏野菜に、毎年翻弄されている…という話を書きました。

 

だけど今年は、ちょっと違う。同居嫁が10年以上試行錯誤してきた経緯とともにお届けします。

憎いキュウリの存在感

レシピのレパートリーをどれだけ増やしても、おすそ分けしても太刀打ちできないペースで実り続ける夏野菜。

 

特に手ごわいのはキュウリです。

 

ピーマンやナスは火を通せばかさが減りますし、トマトはスープやカレー、ソースにして冷凍したりと調理方法も多彩です。しかしキュウリは調理方法が限られており、消費にも保存にも限界があるのです。

 

揚げたり、スープにしたり、すり下ろして無理やりカレーに入れたりしましたが、どうもいまいちしっくりこない….。

 

そしてあの青い香り、キュウリ独特の爽やかな香味なのですが、あれが火を加えてもなお、「はいはいキュウリ入ってまーす!ここに!キュウリ!入ってまーす!」と強く主張を続けるのです。

 

隠し味的な使い方ができない。どんな料理に入れても「キュウリの〇〇」になってしまう。

一生懸命食べてくれる夫に異変

そうこうしているうちに家族も、キュウリが入っているというだけで嫌な顔をするようになります。

 

夫などは文句を言わず一生懸命に食べてくれるのですが、この食生活がしばらく続くと慢性的におなかがゆるくなりはじめます。そう、キュウリを大量に食べ続けると、水分が多すぎるせいか、消化不良になりはじめるのです。

 

こんな夏を何度も繰り返し、私はついに、特大のキュウリに殴り殺される悪夢にうなされるまでになりました…誰も憎みたくない…でもキュウリ…お前が憎い!!

毎年10kg単位で漬物にしてみても

このように大量の夏野菜、腐らせないようにする最後の手段は、保存食にすることです。

 

はじめのうちは薄切りにしたキュウリを日に干して、 キュウリを作ったりもしていました。が、手間のかかるわりに使い道が思いつかず、またうっかりカビさせてしまったりもするので、すぐにあきらめてしまいました。

 

代わりに作るようになったのがキュウリの漬物です。砂糖と塩、しょうゆ、しょうがで、輪切りのキュウリを歯ごたえが残る程度に軽く煮て火を通し、甘辛い漬物にすれば冷蔵庫で長期保存ができるのです。

 

こうして、油断するとどんどん溜まっていくキュウリを、5㎏、10㎏単位で漬物にする日々が何年も続きました。しかしついに今年、私は決意したのです。もうキュウリの漬物は作らない、と。

 

それはなぜか…誰も食べないからです。私を含め、家族の誰も、せっかく手間暇かけて漬けたキュウリの漬物を、誰も食べないのです!

 

どうしてせっかく漬けたものを誰も食べないのよ、とプリプリ怒りながら、保存期間が過ぎてしまった漬物を捨てるのが毎年春先の悲しい恒例行事でした。

トラウマ級!?甘木家のキュウリ事情

いやそもそも、漬物を作るのが間違いだった。私はつくづく反省しました。

 

だって、夏の間、あれだけ夏野菜(特にキュウリ)攻めになっているんですもの。

 

収穫シーズンが終われば、キュウリなんて見たくもなくなるのは道理です。

 

私自身、スーパーで「キュウリ買おうかな…」という気分になるのは、厳しい夏が過ぎ、秋、冬が過ぎ、春が訪れるころになってやっとです。夏のキュウリが、家族に軽いトラウマを残しているのです。

 

保存食にしたところで、夏だけでなく、一年中キュウリの消費に頭を悩まされることになるだけではありませんか…。

 

結局腐らせて捨てるならば、調味料と光熱費と手間の無駄でしかありません。もう今年は、消費しきれないからといって無駄に漬物は作らない!私はそう決心しています。

今年の夏野菜事情はちょっと違う

そんなわけで保存食という手段を封印した今年の我が家の夏野菜ですが、消費事情に少し変化が生まれました。

 

この春から、私が新しい仕事を始めたのです。平日も帰りが遅くなる日が増えて、義母に夕食の支度をお願いすることも増えました。

 

今まで義母は主に朝食づくりを担当していましたが、せいぜい生野菜をちょっと添えるくらい。有り余る野菜の消費は夕飯担当の私に丸投げしておけばよかったのです。

 

しかし今年の夏、降ってわいたような週数回の夕飯づくりミッション。こうなると、野菜室に入りきらずに台所に山積みの夏野菜を無視することはできなくなります。

 

また、夫の仕事事情にも変化が。車で通勤するようになったため、職場の皆様に野菜を持っていき、おすそ分けをすることが可能になったのです。

 

1人暮らしで野菜不足だという方も多く、夏野菜が飽和状態のご近所でおすそ分けをするよりもずっと喜んでいただけるし、しかも比較的大量に消費できるようになりました。

 

こうして、ほぼ私1人の肩にかかっていた夏野菜消費という重荷が、今年は複数の家族に分散され、例年と比べてずいぶんとストレスが減っているのです。

義父の畑通いは続く

義父の畑通いは今年も続いています。

 

考えてみれば、このコロナ禍で外出も人と接する機会も減った高齢者が、身体を動かして更にご近所の同世代の方と交流できるなんて、こんなに素晴らしいことはありません…。

 

今年はストレスが減り、そんな風に考える余裕も生まれた同居嫁なのでした。

文/甘木サカヱ イラスト/ホリナルミ  

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