2018.05.21
2021.02.25
みなさんは、自宅の「合鍵」をお姑さんに渡していますか?
「そんなの渡す必要ないでしょ!?」という方もいれば、万が一のことを考え実家に合鍵を渡している方もいるようです。でもそれが原因で、お姑さんとトラブルになることも多いのだとか。
実際に起こった「合鍵トラブル」をご紹介します…。
勝手に家事してくれるのは、正直ありがた迷惑(礼美さん / 25歳 / 会社員)
義母が合鍵を使って、留守中に自宅に入るので困っています。
私は合鍵を渡すのも反対でしたが、「渡しておいたほうが安心だ」と旦那に言われ…週に数日は、帰宅すると室内干しの洗濯物はきれいにたたまれ、流しに積んであったお皿が洗ってあります。
「ありがたい」という見かたもあるのかもしれませんが、私は自分たちがいない間にあちこち触れられるのは正直不快ですし、私の下着を見られるのもイヤで仕方ありません。
「お義母さんに入らないように言って」と旦那に頼んでも、「礼美も助かるだろう」と取り合ってくれません。仕事から帰って自宅のドアを開けるのが、毎日ストレスでしかありませんでした。
そんなある日。寝室を見ると、床に積んであった旦那のフィギュアの箱が、ごっそりなくなっていました。
すぐさま義母に電話すると、「汚い箱がいつまでも置かれてるからゴミに出しといたよ」と。これには旦那も大激怒。幸い、回収前でフィギュアは無事でしたが、旦那もこりたのか緊急以外は合鍵は使用禁止となりました。それでも、たまにこっそり入ってるんじゃないかと、いまでも不安になります。
勝手に売り物を持って帰らないで!(萌絵さん / 33歳 / 小物作家 )
旦那の実家の離れに住んでいます。実家とは廊下で繋がっていて、鍵つきのドアはありますが、合鍵でいつでも行き来できる状態です。私は手作りしたアクセサリーを販売してお金を稼いでいるのですが、たまに作品の数が合わなくなるので不審に思っていました。
ある日、義母の友達から、「ネックレス上手ね! また頼むわね」と言われてびっくり。
義母に確認すると、私の作品を人にあげているというではありませんか。やめてほしいと頼んでも、「みんなよろこんでるし、またつくればいいじゃない」と悪びれる様子もないのです。
仕方なく作品を隠すようにすると、「どこにあるの!?」と聞いてくる始末。
挙句の果てには、「ケチくさいこと言わないで。あの離れは誰が建てたと思ってるの!?」と言われ…いま住んでいる家は義父母が建てたもの。だからと言って作ったものを取っていい理由にはならないと思うのですが、あきれて返す言葉がなく…。
アクセサリー作りは辞めてパートにでも出ようかと考えています。
目には目を!合鍵には合鍵を!(雅代さん / 37歳 / 会社員)
私は結婚2年目で、自分の実家、旦那の実家ともに近所にあります。結婚してすぐ「なにかあったときのために」と両家に合鍵を渡しました。私の親は合鍵を使ったことはありませんが、義母はおかまいなしに入ってきます。
留守中勝手に入っては、「DVD借りたわよ」「あそこに通帳置いておくのは危険じゃない?」なんて言ってくるので、緊急時以外は合鍵を使わないでほしいと言いましたが、まったく無視。
旦那から言ってもらっても、直す気配はありません。困り果てたあげく…旦那に実家の鍵を借り、義母の留守中に家に入って同じことをしました。「旦那の昔の写真がかわいかったので拝借しました」「お義母さんが持って行ったDVD、あれから半年たつので持ち帰りますね」とか。
義母は義父に「勝手に入ってくるなんてとんでもない…!」と文句を言ったらしいですが、「そもそもお前が悪い」と言われたらしく。「鍵は返すから、うちのも返して」と言ってきました。お互いの鍵を持つ必要なんて、そんなにないですものね。スカッとしました。
「万が一のため」と渡した合鍵が元で起こったトラブル…。
「子ども夫婦のため」「親しい仲だし」というお姑さんの気持ちも理解はできますが、親子とはいえひとつの家庭として独立したのですから、境界線を引いておくことは大事なことですよね。
合鍵を渡すときは「こういうときに使ってほしい」などと、最初にしっかりと取り決めをしておくと安心ですね。
ライター:恭 明日風