コロナ禍で浮き彫りになった新たな課題

さて、そんなわけで家族で問題を積極的にシェアしていこうと心掛けているここ最近の甘木家ですが、このコロナ禍で、改めて浮き彫りになった問題があります。

 

それは「夫、もしかして置き去りじゃない?」ということ。

 

仕事が忙しい夫は、以前から家族の中では存在感が薄くなりがちでした。もし私と夫の二人だけで子育てをしていたとしたら、ほとんど仕事しかしない夫に、私は早々にブチギレていたに違いありません。

 

しかし義父母と同居していることで、夫不在のデメリットがごく自然にカバーされていきました。結果、夫の家庭での役割は仕事に行くことと、たまの休みに子どもと少し遊ぶことというスタイルが、いつの間にか確立していたのです。

家庭に夫の役割がない

しかし、そこにやってきた全世界を巻き込むコロナ禍。夫も例にもれずテレワークとなりました。今まで幻の休暇を、まとめて取るように会社から言われたのも天地がひっくり返るような衝撃でした。限りなくブラックに近いグレーな企業環境に首までどっぷり浸かっていた夫が初めて手にした、有り余るほどの家庭で過ごす時間です。

 

私は、今までが忙しすぎたのだから、夫もたまにはゆっくり子どもたちと遊んで、それから思う存分、好きなアニメでも見ればいいのにと思っていたのですが、しかし夫本人は、どうにも居心地が悪そうなのです。

 

考えてみれば当然かもしれません。自分が居なくてもスムーズに回る家庭の中に、突然なんの役割もなく放り込まれたわけです。まして夫はどちらかといえば消極的で、自分からグイグイ居場所を作っていくタイプではありません。仕事人間で無趣味な男性が、定年後に抜け殻のようになってしまうのはこういう仕組みか!と、パートナーとしては背筋が寒くなる思いでした。

 

それからは意識して、食事の支度を夫婦一緒にするようにしたり、買い物についてきてもらったりと、日常生活を夫と分かち合うように心がけています。夫自身も危機感を抱いたのか、今までどこか他人事だった洗い物や洗濯など、積極的に手を出すようになりました。

 

これからのウィズコロナ時代、夫も含めた家族の毎日をどう形作っていくか、というのが、我が家の新たな課題だな、と思う今日この頃です。