帰省するごとに親戚への挨拶巡業はなさん/39歳/パート)

 

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夫の実家は、盆と正月に帰省するたびに、嫁が親戚への挨拶回りをするのが地域の風習。子供を連れて、暑い中寒い中を何件も渡り歩かねばならない上に、手土産の準備も負担が大きく少しばかり憂鬱でした。 しかもこの親戚行脚、「はなさんが困らないように、迷わないように」と、義両親も同行。田舎ならではのコミュニケーションなので文句は言えないし、義両親には帰省のたびによくしていただいているので、やめてほしいとも言えず…。 しかしある年、ついに我慢できなくなりまして。親戚の中でいちばんの〝権力者〟に「今年は息子の学校行事で、帰省できないかもしれません。挨拶に伺えなかったらごめんなさい」と申し訳なさそうに伝えてみたんです。 すると「もうお互い顔も知っているし、わざわざ挨拶にこなくてもいいよ」と言ってもらえ、他の親戚も右へならえ。わが家はこの習慣から、抜け出すことに成功しました! 夏休みの学校行事なんて、ウソですけどね(ごめんなさい)。面倒な親せきづき合いは「半年後の予定を伝えること」と演技力、そして伝える相手を選ぶことで乗り切れるかもしれません。