2019.08.15
義実家に帰省するのもなかなか気を使うけど、それ以上に気を使うのが「義両親が泊まりに来る」とき。部屋の掃除や布団や食事やお風呂の準備、寝起きの時間やテレビ番組のセレクトまで…考え始めるとキリがなくて、どうおもてなししたらいいいのやら? ママたちはどうしているのか、体験談を聞きました。
■利用できるサービスをフル活用(あやさん/34歳/育休中)
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年に1度、義両親がうちに泊りに来ます。そのときは必ず、宿泊費を3万円ほど渡してくれるので、ありとあらゆるサービスを利用しておもてなししています。たとえば義両親用のものは「布団レンタル」を利用。
泊まりに来る日程が分かったら、すぐに予約をしています。「前日に干しておかなきゃ」「ホコリ臭かったらどうしよう」なんて考えずに済むので、気が楽なんですよね。年に1度のために、客用布団を保管するよりもずっと手軽。
料理の腕に自信があるわけでもなので、食事は外食。「おいしいって言わなきゃ」と、かえって義両親に気をつかわせてしまいますから。これも事前に人気の店を予約しておきます。朝食は近所の有名なパン屋さんで、数種類を調達。
でもここまでできるのも、義両親からお金をいただいているからですね。もしなんの心遣いもなかったら…ちょっと躊躇しちゃうかも、です。
■私は〝旅館の女将〟なのよ!(あさみさん/35歳/美容師)
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義両親が来たときは「いま私は旅館で働いている」と〝旅館の女将モード〟に切り替えています。義両親用の寝室はきれいに片づけ、リビングには茶菓子をセット。ありとあらゆる食材やお酒を揃えておき、当日は徹底的におもてなしをします。
ご飯は自宅で食べてもらいますが、お刺身の盛り合わせやしゃぶしゃぶといった、ゴージャスだけど料理の腕は問われないもの用意(笑)。舅と旦那にはお酒を注ぎ、食べ終わったお皿を下げ、デザートの準備に取りかかります。
そろそろ食べ終わりそうだと感じたら、今度はお風呂の支度。新調したタオルを分かりやすい位置にセットし、使い捨ての歯ブラシも洗面台に置いておきます。そして、義両親がお風呂に入っている間に布団を敷いておきます。
翌朝は誰よりも早く起きて、朝食の準備をします。お別れのときは「またいつでも来てくださいね」と笑顔でお見送り。1泊だけなのでなんとかやっていけていますが、これ以上は体力的にキツいですね…。
■徹底的に手を抜きます(みどりさん/35歳/レジ)
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義両親がわが家に来たときは、旦那にもちょこちょこ手伝ってもらっています。布団の上げ下ろしや、空港までの送迎は旦那の役目。私はお迎えには行かず、自宅待機しています。そのほうがお互い気楽だと思いますし。
義両親からの手土産が多く、いつもお惣菜やケーキなどを買ってきてくれるので、私はそれを綺麗に並べるだけ。これは姑からの「手料理は用意しなくてもいいわよ、というメッセージだろう」と勝手に受け止めているので、何も作りません(笑)
最初の頃に「着替えや歯ブラシはないので持ってきてくださいね」と伝えていたので、いまではなにも言わなくてもお泊りセットをすべて持参してくれます。お風呂は近くの銭湯を旦那に案内してもらって、私は自宅でゆっくり入浴タイム。
おかげで、私のする大きなことは前日の掃除くらいですね。最初からほどよく手を抜いていたので、この流れが定着したんだと思います。
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続けられないことは初めから行なわず、今後もできる範囲で対応しておくこと。義両親にも「うちはこのスタンスですよ」と知ってもらっておきましょう。何事も無理は禁物、ですね。
ライター:楠 ゆず
娘と夫、茶トラの猫の3人+1匹で暮らすフリーライター。思い切ってマンションを購入し、ローンパラダイスへ突入中。幼児教育にハマってしまい、興味をもった教材は手に入れないと気が済まない。おかげで家には教材の山が…。断捨離欲と収集欲の葛藤に悩む日々です。