2019.07.31
主婦たちを悩ませる永遠のテーマ「嫁姑問題」。問題の種類はいろいろありますが「姑からの報告催促に悩んでいる」という声は多く聞きます。「あることをしたら干渉がなくなった」というママたちに、その解決法を教えてもらいました。
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■先々の予定は教えないこと(かなさん/40歳/営業)
姑は超がつくほどの心配性。「息子は出張から無事に帰って来たの?」「孫の遠足中にトラブルはなかった?」と週に何度も電話してきます。「はい、何もありませんでしたよ」と答えると、「よかった、報告がないから心配したじゃない!」とついでにお小言まで。
「いちいち報告なんかしてられないわよ…」と内心うんざりしていたのですが、あるときふと「そうか、あらかじめのスケジュールは教えなければいいんだ!」と気づいたんです。
以前までは「来週は主人が北海道へ出張で…」「週末には隣の県まで足を伸ばそうと思っています」と先々の予定をネタに話していました。思えばそのせいで、面倒な報告義務がついて回っていたんですよね。
いまでは「最近、主人は釣りにハマっているようで」「娘は逆上がりができるようになりました」と、無難な日常報告ばかり。また「昨日、家族で遠出をしたんです」といった事後報告だと、なにも心配されないのでスムーズです。
■息子の近況報告には細心の注意を(りかこさん/33歳/育休中)
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子どもが生まれたばかりなのに、飲み会にばかり行く旦那に不満を感じていたことがありました。そんなある日、つい姑に「育児は私に丸投げで、夜中まで帰ってこないんです」と愚痴をこぼしてしまったんです。
すると、「つき合いだって仕事のうちじゃない!」「あの子だって、育児を手伝ってるときもあるでしょ」と言い返されたんです。そのとき「姑に旦那の愚痴は厳禁」と学んでからは、なにひとつ文句を言わないように心がけています。
とはいえ姑から「最近、息子は元気にしてる?」という質問はよくされます。なので「上司に休日出勤を命じられているみたいで…」「取引先とのゴルフ会に強制参加させられています」と、旦那が悪者にならない表現に。
あくまでも「旦那も大変ですよね」というスタンスに徹しているんです。おかげで「会社ももう少し配慮してほしいわよね」「もっと上司が気遣ってくれたらいいのに」と、共感してもらえるまでになりました。
■物理的に距離をとった(みずきさん/33歳/看護師)
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結婚してしばらくは、義実家の近くにある賃貸マンションに住んでいました。すると…ひとり息子の旦那がいなくなって寂しくなったのか、週末のたびに、姑がわが家に来るようになったんです。
「これ、好きだったでしょ~」と手作りのおかずを持ってきたり、「月曜日は朝から歯医者に行って…」と姑の1週間の予定をこと細かく説明されたり。せっかくの休日、せっかくの新婚生活をいつも台なしにされていました。
このときに「お互いの家が近すぎるのもよくない」と学び、マイホームは、義実家から車で30分の距離に建てました。姑は車の免許を持っていないので、わが家に来る回数は激減! 本当に用事があるときだけ、舅が運転する車で来るようになりました。
夫婦の時間も確保でき、姑のアポなし訪問に怯えることもありません。最初は「もっとうちから近いところがいいわよ…」とネチネチ言われましたが、意見を通して正解でした!
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ほんのちょっとの心がけで、姑とのつき合い方も少し変えられるようです。この先も長くつき合っていくのは事実なので、お互いに心地よい〝心のポジション〟を見つけられるとベストですね。
ライター:楠 ゆず
娘と夫、茶トラの猫の3人+1匹で暮らすフリーライター。思い切ってマンションを購入し、ローンパラダイスへ突入中。幼児教育にハマってしまい、興味をもった教材は手に入れないと気が済まない。おかげで家には教材の山が…。断捨離欲と収集欲の葛藤に悩む日々です。