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夫が信じられない主張を…「離婚調停」に臨んだ妻の後悔と闘いの実話

コミュニケーション

2019.01.15

離婚をしようとする夫婦の間で話がまとまらなかった際、裁判所が間に入って条件などを話し合う手続きのことを「離婚調停」といいます。いざ調停に臨むと、夫婦間で見解が食い違ったり、条件が折り合わなかったりと、なかなか成立に至らないことも。実際に「離婚調停」を経験した妻たちに、実体験をうかがいました。

 

旦那が調停で想定外の主張(加奈子さん/35/受付)

再三にわたる旦那の不倫が原因で、離婚を決意しました。家庭裁判所へ申し立てを行い、ようやく第一回目の離婚調停を迎えました。聞き取りでは旦那の度重なる不倫のこと、そのためにどんな思いや我慢をしてきたかを、すべて調停委員に話したんです。私の話は30分ほどで終わり、入れ変わりで旦那が入ってきました。

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それから待合室でしばらく待機し、再び名前を呼ばれて部屋に入りました。(これでやっと終わるんだ…)そう思っていると、調停委員の口から驚きの言葉が。「旦那さんは離婚の原因は〝性格の不一致〟だと言っていますが…相違はないですか?」。

あまりの想定外のに私は言葉を失い、数秒フリーズしたあとに逆上のあまり口をついてでたのが「旦那の不倫が原因だっつーの!」でした。私のあまりの剣幕に部屋の中は一瞬静まり返りました。

まずいと思って冷静さを取り戻し、「すみません」とすぐに謝って、不倫の証拠を示しながら再度丁寧に説明しました。その後、旦那の番になりましたが、ここでもやはり「性格の不一致」と主張したようです。

結局、3回の離婚調停を経てようやく成立し、いまは調停調書を待っているところです。自分がさんざん勝手なことをしたにもかかわらず、最後の最後まで往生際の悪い旦那に、怒りを通り越して関心すらしてしまいました。

不利な離婚調停を不成立にして裁判へ(麻央さん/30/サービス)

仕事もせず、酒に溺れてばかりの旦那に愛想をつかし、離婚調停の申し立てを行いました。弁護士に相談したところ、「法的な手続きを踏んだほうがいい」とアドバイスをもらったからです。

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調停の当日、「裁判官と調停委員に思いのたけをすべてぶつけてやる!」と意気込んでいましたが、口下手で緊張しがちな私は上手く気持ちを言葉に出すことができませんでした。そんな私とは対照的に口だけは超達者な旦那…気がつけば裁判官も調停委員も、すっかり旦那の口車に乗せられていたんです。

旦那の言い分はこうでした。「数年に渡る妻のモラハラに心を病んで仕事もできなくなり、結果酒に逃げてしまった。いまのままではだめなのは分かっているが、妻の顔を見ると恐ろしくてなにも言えなくなる」と、涙ながらに話したそうです。とんでもない大嘘を並べ立て、旦那のペースで調停は進んでいきました。

(このままでは圧倒的に私が不利だ…)、そう思った私は、弁護士と相談して調停を不成立にすることを選び、続きは裁判に持ち込むことにしました。調停と違い、裁判で嘘をつけば偽証罪に問われまし、証拠が尊重されるでしょう。長期戦になると思いますが、私は絶対に負けません!

調停や裁判では「証拠」がものを言う(晶さん/33/介護士)

旦那のDVが原因で離婚を考えていましたが、幼い娘のこともあるので夫婦で話し合い、別居することにしました。「娘には一切近づかない」「生活費は毎月振り込む」という条件を、旦那もすんなり受け入れました…口約束だったのですが、それでも安心してしまったんです。そのうえ私は、「旦那のことを思い出したくない」という思いから、長年日記として書き溜めたDVの記録を捨ててしまったんです。

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それから数か月後、毎月振り込まれるはずの生活費が振り込まれていませんでした。急いで旦那に連絡すると、「いまは払えない」と言うじゃないですか。これではまずいと思った私はすぐに弁護士に相談し、離婚調停の手続きに移りました。調停の場で長年のDVのことを必死に話しましたが、旦那は「知らぬ存ぜぬ」を貫いている様子です。

ここで証拠としてあの日記を提出できればよかったのですが、捨ててしまったのであとの祭りです。旦那のDVを裏づける決定的な証拠を提出することもできず、このまま裁判に移行しても勝てる保証はないとのこと…絶望的な状態です。

調停も裁判も、すべては証拠がものを言います。「あのとき日記を捨てずに残しておけば」「生活費や養育費の約束を書面で交わしておけば」…後悔しかありません。私の体験談が、誰かの役に立てばと思っています。

離婚調停にかかる期間は、一概には言えませんが一般的には半年ほど、長ければ1年以上かかるとか。仕事や家事育児をしながらこの長丁場に挑むわけですから、行動を起こす前にしっかりと証拠を集め、弁護士に相談するなどの準備が必要ですね。

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ライター:葛西 明
人材派遣及び、人材紹介を行う会社に勤めるサラリーマン。求人募集の文章を書くのが楽しいと感じて以来、ライターとしても活動中。家事が苦手な妻と結婚後、気付けば兼業主夫になっていることが悩み。

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