2018.11.01
「英雄色を好む」とは、昔の人もよく言ったもので。仕事のできる人は恋愛にも積極的な傾向って、ありますよね。さて、結婚するなら「浮気の心配しなくてよさそうな草食系」がいいのか、はたまた「グイグイ来る&引っ張る肉食系」が幸せなのか…ママたちに聞いてみました!
草食系夫に感じる物足りなさ(ほのかさん/33歳/プログラマー)
就職してすぐに付き合った人は、明るくてアクティブな職場の先輩でした。でも二股をかけられ、傷ついた挙げ句破局してしまって。彼は仕事のできる人でしたけれど、いわゆる肉食男子だったんです。
この経験がトラウマになって、「結婚するなら穏やかな人」と決めました。友人にもそれを言いまわっていたので、見るからに草食系のいまの夫を紹介されて、めでたく結婚に至りました。でも…草食男子って、あまり責任感が強くないんですよね。責任を取りたくないから、女性にも積極的じゃないわけで。
家のなかでも主導権を握ってくれないので、何でも私が決めなくちゃいけないんです。「エアコンの掃除、業者に頼む? それとも自分でやる?」と聞いても「どっちでもいいよ」という物足りない返事しか返って来ません。
この先子どもの教育に関しても、きっと何から何まで私が決めなくちゃいけないと思うので、先のことを考えるとちょっと不安です。
夫の正体は〝ロールキャベツ男子〟(美鈴さん/28歳/営業事務)
夫とはもともと同じ職場で働いていました。会社ではやはり、仕事のできる男性に目が行きますよね…外見が大したことなくても5割増しくらいに見えたりして。
私が好きになったのは同じ課の先輩、仕事ができるのでかなりモテていました。でも意外や意外、女性に対して積極的ではなかったので、「これは結婚相手としてイイかも!」と、自分からアプローチ、見事結婚にこぎつけました。
いざ結婚してみると、彼は「仕事ができる男」なのに家事も手伝ってくれるし、子どもが産まれてからは育児にも積極的とかていてきだったんです。実家の母も「いい人を見つけたね」と喜んでくれたんですが…実は、隠された一面があったんです。
それは、「外側は草食だけど中身は肉食」という〝ロールキャベツ男子〟だったこと。女性に対して、決して自分から積極的ではないのですが「来るものは拒まず」。なんと私の同僚だった女子社員からも、「以前彼と関係があった」と打ち明けられました。
今も浮気の気配が感じられるので、「本物の草食男子と結婚すべきだった…」と後悔しています。
肉食系夫が予想外のイクメン転身(由香里さん/37歳/オペレーター)
私は引っ込み思案で優柔不断なところがあるので、つき合ってきた男性はみんな「肉食系」でした。肉食男子って行動力も決断力もあるので、私のようなタイプとは相性バツグンだと思うんですよね。
たとえば食事に行くにしても「今日は中華にしよう!」と即決だし、メニューも選んでくれるので、すごくラクなんです。それに仕事ができる夫って、やっぱり魅力的ですし。当然のように、結婚することになった相手も肉食男子でした。
彼は明るくて友達も多いので、結婚後もひとりで出かけることが多いんです。「飲んじゃったから友達の家に泊まるね」なんて連絡が来ることもしょっちゅうだったので、浮気を疑って悩んだこともありました。
ところが子どもが産まれると、そんな彼がイクメンに大変身したんです。以前から子ども好きなのはわかっていましたが、これほど子煩悩だとは思いませんでした。私が育児に迷うことがあっても、持ち前の決断力で「こうすればいいんじゃない?」とリードしてくれます。いまのところ、頼もしくて文句のつけようがない夫です。
肉食男子にも草食男子にも、それぞれ長所も欠点も。夫婦の幸せはつまるところ、相性によるところが大きいようです。夫にリードしてほしいタイプのあなたは肉食男子、手綱を握りたいなら草食男子、といったところかもしれませんね。
ライター:新海彩夏
ドラマ好きの専業ライター。いつまで経っても上達しない家事で、夫を呆れさせています。友人から夫婦間や家族間の悩みを打ち明けられることが多いのですが、内心ワクワクしながら聞いているとは、口が裂けても言えません(笑)。