2018.08.11
2021.03.02
旅行に行ったり、自分の趣味に打ち込んだり、若い頃は楽しみでしかたなかった夏休み…働くママのなかには「平日より休日のほうが疲れる」という人も多いそう。
いよいよ始まったお盆休み、「夫とずっと過ごす苦痛」を乗り切るため、ママたちの話を聞いてきました。
「家事はサボるけど笑顔な私」になった(美穂さん/38歳/看護師)
以前は、旦那がいる休日は家事も育児もはかどらず、少し手を抜けば小言を言われてうんざりしていました。休日になると旦那といるのも苦痛でしかたなかったんですが、去年のお盆休みにとうとう爆発してしまい、それを機に「がんばること」をキレイさっぱりやめました。
ひとつは“料理は作らない”こと。朝食はパン屋でパンを買い、昼食は出前を取り、夕食は外食またはスーパーのお惣菜。
次に“掃除もしない”こと。旦那に「汚い」と言われれば、「自分ですれば?」。さすがに臭いは気になるので、洗濯はします。それ以外の家事は全部サボる。
いきなりだと旦那をびっくりさせてかわいそうなので、事前に準備はしました。「休日のたびにしんどいしイライラしていること」を伝え、そのうえで「家事はするけどイライラしている私と、家事はサボるけど笑顔な私、どっちと連休を過ごしたい?」と二択の質問もしたりして。
いまや休日は、ずっと家族でダラダラ。苦痛でしかたなかったお盆休みも、びっくりするくらいノンストレスで過ごせるようになりましたよ!
休日は「2つの仕事」をお願いしてます(美奈子さん/39歳/パート)
うちの旦那は家ではとにかくなにもせず、終始ゴロゴロしています。普通の週末でも腹が立つのに連休となると、もううんざり。目につくのもストレスなので外出するよう促しても、出不精でまったく出ていきません。
そんなある日、「家にいるならなにかしてよ!」と私の怒りが爆発しケンカになりました。それ以来、旦那にも遠慮なく家事を頼むようにしています。
感情的にやらせようとするとケンカになるので、優しく笑顔でお願いするのがポイント。そして大切なのは「考えたり、教えなくてもできること」を頼むことです。
例えば、風呂掃除やメモを渡しての買い物など、子どもでもできること。そして、必ず「ありがとう」と伝えるようにしています。
また、休みの日は必ずふたつの仕事を、手を変え品を変えお願いしています。こうするようになって、邪魔なだけだった旦那と過ごす休日が大きく変わりました。いい大人が自分から絶対変わることはないし、まずは自分の意識を変えることが必要なんだと実感しました。
旦那は「放置する」と割り切りました(里恵さん/33歳/保険外交員)
休日はいつも夜更かしし、昼過ぎまで寝続ける旦那にうんざりです。息子をどこかへ連れてってくれればいいのにそんな気もなく、毎年のお盆休みはストレスと疲れだけが溜まっていました。アウトドア派の私は外出したいのに、そんな旦那に合わせる夏休みは地獄。
だからもう、旦那は放っておくことにしたんです。起きない旦那は放っておいて、息子とふたりで海や川へ遊びに行きます。
とくに山の奥にある川はお気に入りで、マイナスイオンを感じながら、冷たい川に足をつけて楽しそうに遊ぶ息子を眺め、母親として最高の時間をすごしています。
しかも私のお気に入りは「携帯の電波が届かない」場所。旦那からの「腹減った」や「いつ帰るの?」などの煩わしい連絡もシャットアウトして、自由な時間を過ごします。
もちろん旦那には、事前に伝えて行きますよ。ついてこないくせに、不機嫌そうな顔をして待っているんです。でも開き直っている私は「イヤなら早起きして一緒に行けば良いのにね〜!」と、息子と顔を合わせながら言っています。
まあ、本当に来たら来たで迷惑なので、ずっと寝てくれていていいんですけど(笑)。
休日の夫の扱いを持てあまし、苦肉の策を講じるママたちの姿が垣間見えます。これからのお盆休み、ママたちに幸あらんことを!
ライター:葛西 明