2018.07.06
2020.12.02
「無くて七癖」と言いますが、人には誰しも自分では気づいていない〝癖〟があるものです。今回取材したのは「夫の癖」。しかも「結婚後に気づいちゃって、今やストレスでしょうがない」と悩む妻たちの話をご紹介します。
「不潔な癖」にドン引き、、、体が拒否反応起こしてます(明菜さん/29歳/事務員)
旦那はやさしくていい人なのですが、ドン引きするほど「不潔な癖」が多くて、それを見るのだけが苦痛です。
毎日、お風呂から上がると、耳の穴に指を入れて、ペチャペチャと音をたててほじくる。爪は爪切りを使わず、なぜか指でちぎってはその場にポイ捨て。
「ゴミ箱に入れて」と何度言っても直らないので、ご飯に混ぜてやろうかと思うくらいです。出血するまでニキビをつぶしてみたり、鼻をかんだティッシュの中身を確認したり…挙げればキリがありません。
そうしたら、見てしまったんです。旦那の実家で、義理の父親がお風呂上りに耳をほじくっているところを…まるでコピー…これは、直すのは一筋縄では行かなそうですよね。旦那の癖が気になりだしてからは、正直、夜の営みも苦痛です。体が拒否反応するようになっちゃって…この先もこの人といられるのか不安です。
人前で尊大になる〝偉ぶり癖〟に心が冷える…(萌子さん/33歳/美容師)
うちの旦那はプライドが高くて目立ちたがり屋。結婚前はそれを男らしく感じていたのですが、結婚して子どもが生まれたいま「いい年こいてなにやってんの?」としか思えません。
大型スーパーへ行くと、肩を異常に左右に振って大股で歩きます。とくに人の視線があると、腕のふり幅がさらに大きめに。なにをしたいんだか…普通に邪魔です。
試着室で店員さんにほめられようもんなら、気取った様子で、指で自分の鼻の中央を上に上げます。本人は格好をつけているつもりかもしれませんが、ただの「豚さん顔」にしか見えません。カードで支払いをするときには、指でカードをはさんで放るようにレジに出すんです…それ、私のカードですけど。
そんな旦那を見るたびに、私の心は冷えていきます。極めつけは、子どもたちの前で、「あいつはバカだ」と人を見下す発言をすること。すべての態度は自分に自信がないことの裏返しなんですよね、ホントに人間がちっちゃいんです!
エスカレートしていく細かすぎる〝チェック癖〟(美奈代さん / 27歳 / 歯科助手)
私の主人は、よく言えば几帳面なしっかり者。お財布管理も安心して任せているのですが、買い物や生活の仕方にまで細かくチェックするようになってきて…最近は正直、息が詰まります。
毎日家計簿をつけているのですが、1円単位でも計算が合わないとイライラ。レシートの明細がわかりにくいと、声を荒げることもあります。公共料金の明細を見てブツブツ言ったり、食費が上がるとチェックが厳しくなったり。最近は、お菓子ひとつ買うのすら、主人の目を気にしてしまいます。
しまいには私のお財布や手帳を勝手に盗み見したり、車のガソリンが減っていると「どこへ誰といったんだ?」と、私の行動まで管理し始める始末。この先、子どもにもこの調子で口出ししてくるとしたら、教育方針でモメるのは目に見えています。
そこで「美容院の雑誌に、妻に神経質なことを言う旦那さんの83%がハゲやすいって書いてあったわよ」、「テレビで見たけど、お金に細かい人の68%が、寂しい老後を送るらしいわ」と、嘘をでっち上げて抵抗しています。だって、このままじゃ離婚もありえますから。
「夫のことが嫌いになってきたら、食べ方や話し方までイヤになった」などという話はよく聞きます。結婚生活においては「たかが癖」とバカにはできないもの、離婚の一因にもなりかねない大問題なのです。
夫のことが嫌いになったのが先なのか、それとも癖が目についたのが先なのか…「夫の癖が気になりだした」という方は、夫婦の愛情をいま一度、ご確認くださいませ!
ライター:恭 明日風
住宅会社勤務 兼ライター。家族は大学生の娘と息子、別居婚の夫。お水、営業、広報、人事など多くの業務を経験。離婚、嫁姑問題、夫のリストラや不倫、DVなどの経験を関西お笑い精神を忘れず発信して女性を元気にしたい。