料理の文句に耐え切れなかった(かなさん/30歳/銀行員)

 

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「これが家庭内別居だ」と気づいたのは、私が夫の食事を一切用意しなくなって、しばらく経ってからです。 以前は晩御飯がいるのか毎晩確認していましたが、夫が私の作る料理の味や作り方について常に文句を言ってくるのが苦痛で、徐々に食事作りからフェードアウトすることにしたのです。 食事を作らなければ、一緒に食事をすることも、会話をすることもありません。夫が早く帰って来た日は、ダッシュで寝室に逃げ込み寝たふりをする日々。夫は自分で食べ物を買ってきているようです。 ただ、家族で食卓を囲む日常を息子から奪ってしまったこと、夫と顔を合わせないよう、毎晩早めに息子を寝かしつけていたことには胸が痛みました。 夫とはその後、離婚しました。今は、自分の好きなペースで生活ができて楽しいです。しかし、息子の寝顔を見るたび、本当にこれで良かったのかと自問自答を繰り返しています。