■「元カノがバカなやヤツでさ~」(美乃梨さん/28/受付)

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旦那は私の前で、平気で元カノの話をします。きっとそれが悪いことだという自覚がないのでしょう、一向に悪びれる気配はありません。どうも旦那の元カノは、天然でおっちょこちょいな人だったようです。 彼が元カノを形容するときに使う言葉は「バカなヤツ」。先日も、私が靴下を履いているのを見た旦那が、「元カノがバカなヤツでさ~、よく左右違う色の靴下を履いていたんだよ~」と言ってきました。 さらに、私が作った料理を食べながら「元カノがバカなヤツでさ~、砂糖と塩を間違えるんだぜ!?」と言ってきたことも。しかも、どのエピソードを語るときも「バカなヤツ」と言いながら、どこか嬉しそうに語るんですよ。 その言葉の裏には、明らかに愛おしさや懐かしさが感じられます。元カノの悪口を本気で言うような男よりはよっぽどマシですが、その口調の端々に好きだった片鱗が見えると、複雑な気分になってしまいます。