注目のキーワード

注目のキーワード
コピーしました
お使いの端末は
この機能に対応していません

言葉で伝えず「夫に理解を期待」する〝察してちゃん妻〟になってない?

コミュニケーション

2019.09.11

自分の気持ちをはっきり伝えずに、相手に察してもらえることを期待する〝察してちゃん〟。あちらこちらでお見受けしますが、今回お話を聞いたのは、自分がこのタイプだと気づいた妻たち。察してくれない夫を「鈍感すぎる!」と決めつけてイラ立っていた彼女たちが、「原因は私だった」と気づいたきっかけとは?

 

 

■つわりで「不機嫌」がデフォルトに(直子さん/37/営業)

iStock.com/Milatas

旦那が私のやりたくないことを提案してきたときは「別にいいけど…」と、含みのある言い方をして拗ねていました。その空気で「え? イヤなの?」と察して、聞き返してくれるのがあたりまえだと思っていました。

少し不機嫌になれば旦那が心配してくれるので、甘えていたと思います。ところがそれが伝わらなくなったのが、長女を妊娠したときから。つわりがひどく常に不機嫌だったので、旦那から「いつも不機嫌な妻」と思われるようになってしまったんです。

「今日飲みに行っていい?」と聞かれ、本当は行って欲しくないときも「いいけど…」と不機嫌な態度をとっていました。でも、不機嫌が普通になってしまっていたので、嫌だという気持ちはまったく通じず「そうか? 何かあったら言えよ」と、出て行ってしまうようになりました。

よく考えれば、「不機嫌な態度で察してほしい」というのは無理がありますよね。「お酒の匂いは気持ち悪い」なんて、言わなきゃわかるはずありません。やっぱり、して欲しいことは言わないと伝わらない。要求はきちんと口にしないとダメですね。

■鈍感なだけで、やりたくない訳でなはい(あや子さん/35/相談員)

iStock.com/TAGSTOCK1

私は本当に〝察してちゃん〟だったと思います。職場でもわからないことがあれば「えっ、どういうこと…」とつぶやくと、誰かが「どうしたの?」と聞いてくれますし、家で「あー、しんどい」と言えば、「大丈夫? 休んだら」と家族が心配してくれていました。

それが当たり前だと思っていたので、旦那と結婚してからも、わざわざ「家事を手伝ってほしい」と言うことはありませんでした。何かしてほしいときは旦那の前でわざと忙しそうにしてみたり、大きな音を立ててみたり。「察してよアピール」をしていたんです。

ところが旦那は、ものすごく鈍感な人でした。わざと掃除機を目の前でかけても、ひょいっと脚をあげるだけ。「ご飯にするよ」と言っても、箸も並べてくれたこともありません。「まだー?」と言って、ただ座って待っているだけなんです。

「まったく察してくれない状況」にだんだん耐え切れなくなり、試しに「ゴミを出しておいてくれない?」と頼んでみたんです。すると…嫌がるでもなく、すんなり動いてくれるではありませんか! 

こんなに簡単にお願いをきいてもらえるのなら、早めに言うべきでしたね(笑)。それからは「自分の気持ちを察してもらえるのは当たり前ではない」と思うようになり、旦那には遠慮なく家事を頼んでいますよ。

■〝察してちゃん〟を客観視したら…(ゆかりさん/31/販売員)

iStock.com/sunabesyou

私が〝察してちゃん〟をやめたのは、あるママ友のおかげ。でも彼女から指摘されたわけでも、注意されたわけでもありません。彼女は私以上の〝察してちゃん〟だったんです。彼女と出会ったのは、保育園の保護者会でした。

提案に対して納得ができないと、首を傾げたり「理解できない」という表情をしたり。明らかに誰かに「どうかした?」と聞かれるのを待っている様子。実は私も、旦那に対して似たようなことをしていたんです。側から見ると恥ずかしい限り…同族嫌悪だったのかもしれませんね。

よくよく思い出すと、私が察してほしいアピールをするたびに、旦那は不機嫌になったりイライラしたりするだけで、要望を聞いてくれたことはありません。〝察してちゃん〟になっても見苦しいだけで、効果がないことに気づ課されました。

それから自分の態度はあたらめ、彼女にはなんだか感謝すらしています…相変わらずの〝察してちゃん〟なのですが。私が何事もはっきりと言うようになってから、旦那のイライラも相当軽減したみたいです。

iStock.com/Milatas

相手の気持ちに気を配っている人ほど「相手も自分と同じように察してくれるだろう」と期待してしまうようです。でも人の心を読みながら暮らすのは、長い夫婦生活においては疲労の元。言いたいことはきちんと言葉で伝えたほうが、お互いに楽になれると思います。

 

 

ライター:矢島 みさえ
心理カウンセラーとして勤務しながら、ライターとしても活動中。オタクな母と同じ道を歩まぬよう、2人の娘には、王道のアニメしか見せていなかったにも関わらず、長女は創作活動、次女はマイナー路線への道を歩み始めていることに、少し頭を悩ませています。

あなたにオススメの記事

コミュニケーションテーマ : 【夫婦】その他の記事

夫婦
もっと見る