2019.09.03
育児に家事。母として妻として毎日頑張っているのに感謝の言葉がない夫。疲れているのはみんな同じなのに…。
少しぐらい感謝やねぎらいの言葉がほしいと思っている人は多いようです。どうしていえないのでしょうか?
■家族になった安心感?
結婚前は優しい言葉をかけてくれていたのに今はまったくかけてくれない。そう思う方もいるでしょう。
交際中は嫌われたくない思いもあって一緒に過ごせない分言葉にだして伝えていたのかもしれません。
いざ結婚して刺激も少なくなり、一緒にいるのが当たり前、してもらうことが当たり前、当たり前だから感謝の言葉が出てこない。そんな状況になっているのかもしれません。
■感謝が言えないのは、ありがとうがない家庭に育ったから?
自分の家族、相手の家族を思い浮かべてみてください。ありがとうが自然に言える家庭でしたでか?ありがとうが自然に出てこない家庭で育つと、ありがとうを言うことが苦手になってしまうようです。
同時に感謝の気持ちを伝えることも苦手になります。こんな小さなことで感謝の気持ちは要らないんじゃないかと思い込んでしまうことも原因のひとつと考えられます。
理由はなんとなくわかるけど、でもやっぱり夫から感謝の気もちがなくてイライラする時はどうしたらよいのでしょうか?
■自分をほめよう!
夫がほめてくれないなら 自分で自分をほめましょう。一生懸命頑張っている自分を一番理解できるのは自分です。
『今日も一日頑張ったね。えらいね。お疲れ様』『えらいぞ!自分!』などなどたくさんたくさん褒めましょう。言葉にだせるなら出して褒めましょう。自分をねぎらうことで少し肩の力が抜けて楽になります。
■1人の時間をもつ
子供を預けないといけないなど自由な時間などないのが現実です。そんなときは隙間時間を活用します。
子供が寝た後、数分の時間でよいので『音楽』を聴いたり、『読書』をしたり自分の時間をもちます。
1曲分の時間、それだけの短い時間でも自分の時間をもちます。何も考えずゆったり音楽に身を任せます。
読書はエッセーなど手軽に読めて短いので、章ごとに読み進めていくことができます。
仕事の帰りに1杯だけコーヒーや紅茶を飲んで、会社とプライベートの区切りをつけてから帰宅するという人も見られます。
録画したドラマでもDVDでも雑誌でも漫画でも少しの時間何も考えず集中できる『自分時間』をもってみてはいかがでしょうか。
■外部と交流をもつ
愚痴や日常の出来事、思ったことなどSNSやブログなどで発信してみます。
匿名で投稿をして共感を得ることでストレス発散につながるかもしれません。
ふとした日常の出来事、花や空の写真などSNSの中で自分だけの空間を作って、短い時間だけでも外部との交流を持つことができます。
しかし、便利な半面SNSトラブルもありますので、発言やセキュリティー、使い方など細心の注意をはらいながら使用することが大切です。
■割り切る、あきらめる。
感謝の言葉がない夫に対して『こういう人なんだ』と割り切った考えを持って気持ちを切り替えて接することもできます。
どうしてもイライラしてしまうなら、すべてを理解できることはできないと考えを切り替えて距離を置く、割り切る・あきらめることも選択肢の中のひとつです。
■褒めて育てる!?
あるご主人の奥さんは頻繁にご主人に『ありがとう』『おつかれさま』と声をかけていたそうです。自宅でも外食しても奥さんだけは『いただきます』『ごちそうさま』は欠かさずしていました。
『いってらっしゃい。気をつけて』『おかえりなさい。おつかれさま』と毎日のように伝えていたら、いつの間にかご主人も『いただきます』『ごちそうさま』『いってきます』『ただいま』『おつかれさま』と言うようになっていったそうです。
『ありがとう』は恥ずかしいのか、たまにしか聞かれないようですが言葉にだしてくれる回数が増えてきたとのことでした。
『ありがとう!すごく助かった!さすがだね!』
コツとしては感謝の言葉はこのように『自然に大げさに』と言っていました。実行して失敗してもダメージはほとんどありません。これだけで変化がみられるなら簡単に実行してみることができます。
■どんな小さなことでも感謝を言葉に出して伝える
どんなに感謝の気持ちを持っていても言葉にしなければ伝わらないこともあります。まずは自分から相手や子供に伝えてみましょう。感謝をされて悪い気持ちになる人はほとんどいないでしょう。
ある女性誌での『100人に聞いた!円満夫婦の秘訣と心得』の調査記事にもあるように、やはり夫婦円満の秘訣は【感謝】【思いやり】【ほめる】【コミュニケーション】が挙げられていました。加えて【自立した関係】【相手を認めること】も挙げられていました。
反面、一定の距離を持つとの意見もありました。【他人とあきらめる】【割り切る】【過度な期待をもたない】など距離を持つ接し方もあるようです。
夫婦それぞれ違うように状況も違うので、褒めること、距離を置くこと、自分から感謝を伝えることなど感謝の言葉がない夫に対して色々な選択肢があります。
他にも夫婦のコミュニケーションを書いた本やブログなど多く発信されています。
ストレスが爆発してしまう前に、これらを参考にしながら出来そうなことを見つけて少しずつ実行してみるのも良いのかもしれません。