2019.09.13
逃げグセがある人って困りますよね。突然仕事を投げ出したりと、周囲に及ぼす悪影響は計り知れません。なかなか治らず悩んでいる人は多いようで、「逃げグセの治し方」が度々議論になっています。
夫婦喧嘩中に家へ帰れなくなった人も…
業務を溜め込んでしまった男性は、「もう逃げたい」と打ち明けています。「今までも同じように仕事を溜め込んで、自分を追い込んでいた。俺はなんてダメな奴なんだ…」と告白しました。
嫌なことがあると逃げ出してしまう人は少なくありません。男性の打ち明け話を受けて、「何をやってもどうせダメ出しされるから、なかなか行動に移せない…」「最初は気合十分に業務を引き受けるけど、気づけば手一杯に。無意識のうちにキャパオーバーしてしまう」「どうしても期限ギリギリまで手をつけられません。最終的に気持ちが落ちてしまって、誰かに引き継がれるのを見てるだけ」といった共感の声が続出。
中には仕事以外の場面で逃げてしまったエピソードも見られました。「妻と喧嘩したとき、なかなか家に帰れず… 近所のコンビニで立ち読みして、妻が寝静まったころにこそこそ帰る日々が続いてた」「小学校の頃はマラソン大会が嫌すぎて、毎回仮病を使って見学」などの経験談が寄せられています。
逃げグセ解消は“自己肯定感”を高めることがカギ?
そもそも逃げグセがある人は、どのような特徴があるのでしょう。 周囲の人からは、「すぐに言い訳をする。自分を正当化して嫌なことから目をそらしてるんだろうね」「基本的にマイナス思考なんだと思います」「ただの面倒くさがりならまだマシ。『やればできる』と思い込んでる人が1番困る」「見栄を張って仕事を請け負いすぎ。自分のキャパを把握できてないんだと思う」「最近は“逃げるのもひとつの手段”って風潮もあるし、逃げることが正しいことだと考える人も多そう」といった意見が。
逃げグセがある人の中には、自分の悪癖にウンザリしている人も少なくありません。逃げグセを解消するためのアドバイスを見ると、「何事も前向きに考えましょう。失敗するのが怖いなら、まずは成功させるための手段を考えてみては?」「自分には無理だと決めつけずに、やると決めたことはやり遂げる」「小さな目標を達成するところから始めてみて。成功体験を積み重ねると、自己肯定感もついてくるはず」などの対処法があげられました。
逃げグセとリセット癖は繋がっている!?
実際、逃げグセが芽生えるのはどうしてなのでしょうか? ネット上であげられている、逃げグセのルーツを予想する声を見ていきましょう。「夏休みの宿題を最終日ギリギリになってから始めてた人は、逃げ癖がついてそう」「キツい合宿前に部活を辞める人っていたよね。ああいう人たちは社会でやっていけてるのかな?」「ただコミュ力がないだけなのに、周囲の人を貶して友達を作らなかった人。逃げ癖ってその頃から根づき始める」などの意見が。人によってそれぞれですが、学生時代から逃げグセの片りんが垣間見えたようです。
また人間関係を理由に逃げ続けていた人は、突然周囲の関係を絶ってしまう“リセット癖”に悩まされることも。「社会人になってから、嫌な人とも接し続けなければいけなくなった。あるとき限界がきて会社をバックレ、SNSも全部削除」「今まで面倒な人間関係を避け続けていたけど、問題があるのは自分の方なのかもしれない…」といった声も上がっていました。
もちろん、いじめなどの直面する問題によっては何も考えずに逃げるべきとも言われる時代。すべての事柄と正面から向き合う必要はありませんが、自分が逃げ癖に悩んでいるのであれば、これを機に改善してもいいかもしれません。
文/古山翔