2019.08.16
お宅には、夫婦の会話ってありますか? 今回お話を聞いたのは「もう旦那との会話はうんざり」という妻たち。あまりに理屈っぽい返事に「もう受け答えもしたくない」からだとか。会話がまったく噛み合わない、夫婦の〝不協和音〟のお話です。
■いちいちの理屈に嫌気がさします(ゆかこさん/35歳/研究職)
iStock.com/PredragImages
旦那はとにかく〝物ごとの筋や順序〟にうるさいタイプ。この前も食器を洗い終わったあとに、洗濯機のスイッチを入れたら「なんでこのタイミングなの? 食器を洗う前に洗濯機を回しておけば、効率的に動けるじゃないか」と。
自分は横で新聞を読んでいただけのくせに、ですよ。思わず「それじゃあ、あなたが手伝ってくれた方がもっと効率的に家事が進むわよ」と言い返したんです。
すると「人にものを頼むなら、事前に確認するのが筋だろ? 明日の朝から洗濯を任せてもいいか、昨日のうちにアポをとっておいてよ」なんて言って。
「忙しそうと思ったら手伝ってくれてもいいじゃない」
「じゃあ俺がしてほしいことを、君は常にやってくれてるの? 自分ができてないことを人に要求するなんてさ」と…話はいつも平行線でしかありません。
理屈というより屁理屈ばかりを並べる旦那には、もううんざりです。相手の様子を見て臨機応変に対応する、ということができないんでしょうね。
■日中に昼寝? できるわけない(ひろかさん/35歳/育休中)
iStock.com/grinvalds
4歳と1歳の娘を育てています。下の子はまだまだ手がかかる時期。1日中相手をしているので、夜になるとその日の疲れがどっと押し寄せてきます。
先日、寝不足もあり疲れがたまっていたので、仕事から帰ってきた旦那に「今日は早めに寝るわね。食器洗いやってくれると助かるんだけど…」とお願いしたときのこと。
「体調が悪いの?」「そうじゃないけど、ちょっと寝不足で…」というやり取りのあと「じゃあ、なんで日中に昼寝でもしないの?」と真顔で聞いてきたんです。
「下の子がお昼寝中でもやることはあるし、お姉ちゃんのお迎えと重なったら休めるタイミングがなくて…」と状況を説明すると、「工夫が足りないんじゃない? もっと時間をうまく使えば」と上から目線のアドバイスにびっくり。
育児の現実に対して、予想以上に想像力がないというか思いやりがないというか…もう、何も言う気が起こりません。
■たまには無駄使いさせて!(さよこさん/37歳/パート)
iStock.com/fizkes
先日、雑貨屋さんで動物型のかわいいスポンジを見つけて一目ぼれ。(すっごくかわいい! ちょっと高いけど、たまにはいいよね!)と衝動買いしました。
その日の夜、さっそくスポンジを使っていると、旦那が「なにそれ? 珍しいスポンジだね」と興味を示してきたんです。「かわいいでしょ? つい買っちゃった」と答えると、「いくらしたの?」と。
「さ、300円くらいかな…」と答えると「1個300円も?! いつものは5個で100円なのに…無駄遣いだよ」「洗浄能力はどれも同じだろう」「消耗品にお金をかけるのはナンセンスだ」としつこく言ってきたんです。
そりゃあコスパがいいとは言えないけど、家事のモチベーションを上げたいっていう気持ち、分かってくれてもいいじゃない! ほとほと疲れちゃいます。
iStock.com/PredragImages
「常に正論」を言う夫に「気持ちを分かってもらおう」と期待するのは、まさに噛み合っていない状態。「理屈ではわかるけど」という理解を示し、「でもそれだけじゃなくて、私は気持ちを分かってほしい」と説明してみてはいかがでしょう。
ライター:楠 ゆず
娘と夫、茶トラの猫の3人+1匹で暮らすフリーライター。思い切ってマンションを購入し、ローンパラダイスへ突入中。幼児教育にハマってしまい、興味をもった教材は手に入れないと気が済まない。おかげで家には教材の山が…。断捨離欲と収集欲の葛藤に悩む日々です。