2019.08.20
トイレットペーパーを替える、シャンプーを詰め替える、ゴミ袋をつけ替える…いわゆる〝名もなき家事〟は、生活の中に無数に存在します。ところがこの面倒くささと、意外と手間と時間がかかることは、普段やっている人にしか理解できません。この〝名もなき家事〟と日々格闘するママたちを、旦那の無神経攻撃が襲いました!
■替えるのは私なんですけど(はるなさん/33歳/育休中)
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うちの旦那は「次の人のために」という気持ちを、いっさい持ち合わせていないんです。たとえば、自分がちょうどトイレットペーパーを使い切ったとしても、次の人のために新しいものをセットしておく…なんてことは絶対にしません。
取り出したティッシュが最後の1枚だったとしても、空箱を捨てて新しいものを置いてくれたことは一度たりともありません。「在庫はここにあるからね」と伝えているのですが、聞いているのかいないのか。
なのに先日もお店で、おしゃれだけど入れ替えがめんどくさそうなティッシュケースを見つけ「これいいじゃん! リビングに置いてるティッシュこれに入れようよ」と。私は即「オシャレだけど、いちいち入れ替えるのが面倒!」と却下。
すると「それぐらいいいじゃないか。週に1回くらいのことだろ?」と…その週1の作業が、どれだけ面倒なのか分かってないんでしょうね。自分がやるわけじゃないからって、簡単に言われると本当に頭にきます。
■私の手間はタダだと思ってる(みさえさん/35歳/事務)
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わが家では「スーツやワイシャツなど、仕事関係のものは各自の収入で買う」というのがルールです。先日、ちょっと太ってサイズが変わってしまった旦那が、新しいワイシャツを大量に買ってきたんです。
「思わぬ出費だったわー」と言って、旦那が紙袋から取り出したワイシャツを見ると…どこにも「ノンアイロン」の文字が見当たりません。「ノンアイロンのにしてね、って言ったじゃない!」と言うと「そっちは高かったんだよ。明日からこれ着るから」とあっさり。
ノンアイロンなら、気になるところをたまにアイロンをするぐらいで済んでいたんです。それなのに、この日からは毎日、旦那のシャツにアイロンがけをするハメに…そしてトドメが「そんなに面倒なら、クリーニングに出せばいいじゃん」。
クリーニングに出すには、手間もお金もかかります。それにワイシャツ代をケチたのに、クリーニング代の方が高くなったら本末転倒じゃないですか。なんでそこまで頭が回らないのか、不思議でたまりません。
■俺の使命は果たした(なみさん/32歳/アパレル)
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自分では「ささいなことに気がつくタイプ」だと思っている旦那ですが、私にしてみれば「報告だけをしっかりするタイプ」。この前も「玄関の照明が暗くなってきたから、新しいのに取りかえたほうがいいんじゃないか?」と教えてくれました。
教えてくれたのはいいのですが、自分で交換しようという素振りは皆無。ほかにも「砂糖がもうすぐなくなりそう」「シャンプーが残り少ないぞ」といちいち報告してくれるのですが、どれも言ってるだけ。
意地でも交換させてみようと思い「押し入れに在庫があるよ」と教えたところ、「まぁでも、急ぎじゃないから」とちぐはぐな返事をして、どこかへ行ってしまいました。「ハンドソープの詰め替え買ってきて、使いきっちゃったから」と、買い物を頼むこともあります。
が、買ってきたものは袋のまま、テーブルの上に置くだけ…「使い切った」って言ってるんだから、買ってきたついでに詰め替えてくれてもいいのに。「俺は使命を果たした」とでも思っているのでしょうかね。
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言ってるだけで行動しない夫には、〝名もなき家事〟がどれほどあるか知ってもらうことが、協力を得るための第一歩。まずは思いつくままリストアップして、ど〜んと見せてあげてはいかがでしょう。
ライター:楠 ゆず
娘と夫、茶トラの猫の3人+1匹で暮らすフリーライター。思い切ってマンションを購入し、ローンパラダイスへ突入中。幼児教育にハマってしまい、興味をもった教材は手に入れないと気が済まない。おかげで家には教材の山が…。断捨離欲と収集欲の葛藤に悩む日々です。