2019.08.02
2021.03.15
嫁姑バトルが起きたとき、勝利の鍵を握るのは「夫」の存在。実の母を取るのか、愛する妻を取るのか…「夫」がどちらの味方につくのかによって、形勢はガラリと変わります。来るべき未来の嫁姑バトルに向け「夫を自分の味方につける」べく、水面下で活動する妻たちの〝あざとい計算〟のお話です。
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■旦那の男気いただきます!(涼子さん/27歳/事務員)
私に息子を取られたと思っているのか、姑は結婚後も私に敵意むき出しです。将来の嫁姑対決激化に備えて、いまから準備をしています。それは旦那を味方につけること。旦那の前では常に〝か弱い女〟を演じています。
姑に嫌なことを言われたら旦那の前で涙を見せ、「辛い」という言葉を堂々と口にすることもいといません。仕上げに「私、お義母さんに認めてもらえるように頑張るから!」と、涙をぬぐって笑顔を見せれば完璧。
ちょろい旦那は「俺がおまえを守ってやるから!」となるわけです。旦那は結婚前から「涼子はどこか危なっかしくて、守ってあげたいと思ってしまう」と言ってくれていました。その男気を最大限に利用させてもらってます。
髪は清楚な黒髪、華奢な体型は結婚後も維持しています。そして日頃から「あなただけが頼りなの」と言うことで、姑からの攻撃にさらされたときも、きっと私の盾になってくれることでしょう…悪い女ですかね(笑)。
■嫁姑問題は「味方の存在」が鍵(美沙子さん/26歳/パート)
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姑トラブルの話題は、ママ友からもよく耳にします。幸い私はまだ大きな問題に直面したことはありませんが、いつ起きてもいいように日頃から準備しています。ママ友たちが言うには、嫁姑トラブルで鍵になるのは「味方の存在」。
一番身近な味方と言えば、やはり「旦那」でしょう。ということで日頃から、旦那の前では「何を言われても、あなたのお母さんだから私も大事にしなきゃ!」と。旦那の前では絶対に姑の悪口は言いませんし、むしろ褒めるように気をつけています。
姑から理不尽な怒られ方をしたときも、「お義母さん、口ではああ言っているけど、本当は優しい人なのわかってるから」と笑顔で旦那に言いました。内心では(クソばばあ!)と罵っていましたが、そんな本音は微塵も出しません(笑)。
「おまえはなんていい嫁なんだよ!」と、男泣きしながら私を抱きしめる旦那を見て、私の「味方」が着々と育っていることを実感しています(笑)。
■私が義母を気遣う本当の理由(凜香さん/27歳/パート)
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私は意地悪な姑のことが大嫌い。姑もきっと、私のことを毛嫌いしていると思います。仲良くなりたいとも思っていませんし、正直関わらないでいいのならそうしたい。でも、旦那の前では絶対にネガティブな発言はしないように気をつけています。
つねに「お義母さんと仲良くなりたいと思ってるの」と口にして、健気な嫁を演じているんです。旅行に行ったときも、なにか珍しいものや可愛いものを見つければ「これ、お義母さんのお土産にどうかな~?」と姑を気遣うふり。
美味しいものを食べれば、「お義母さんにも食べさせてあげたいね」と笑顔で言います。そんな私の努力の甲斐もあってか、最近では姑が私に対してひどいことを言うと「そんな言い方するなよ!」と矢面に立ってくれるようになりました。
それに、「おまえはいつもお袋のことを気遣ってくれるのに、お袋があんな感じでごめんな~」と言ってくれます。私の計画は順調に進んでいるようです。
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すっかり信じ込んでいる夫のみなさま、お気の毒です。でも、おかげで「とってもいい嫁」と大満足なんですから、それはそれでよしとしましょうか(笑)。
ライター:葛西 明