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一見裕福な〝世帯年収1600万円〟夫婦が「有名私立小学校はツラい」理由

コミュニケーション

2018.12.07

2018.12.10

夫婦のそれぞれの年収が800万、つまり「世帯年収が1600万」ある夫婦は全体の0.5%ほどなのだとか。十分に余裕があるように思えますが、そんなご家庭でも、子どもを有名私立小学校に行かせると「ツラい!!」のだとか…いったいなぜなのでしょう?

 

学費や諸経費もエスカレーター式(優子さん/38/会社員)

私たち夫婦は共働きで年収はそれぞれ約800万円。このあたりでも割と裕福な生活を送っているほうだと思っていましたし、念願のマイホームも購入しました。息子を通わせる小学校も「どうせなら!」と名門の有名私立小学校を選んだんです…でも、ここに入学させる本当の意味を、このときの私たちは理解していませんでした。

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学費は年に80万円。高額ではありますが、それ自体は無理な金額ではありません。でも2年生に上がる頃から、事態は変化していきます。

周りの家庭の影響もあり、有名進学塾に通わせ始め習い事も複数かけ持ち。校外学習などの行事も頻繁に行われるようになり、出費もかさみ…年間の出費は総額数百万に。こだわりを持って建てた家のローンも高く、生活レベルの見直しを検討する必要が出てきました。

というのも、私たち夫婦にとって一番の見落としだったのは、この小学校は「大学までのエスカレーター式」だということ…進級するにつれ、学費や諸経費も上がっていくのです。

万が一のために貯金もしないといけませんし、もともと節約に無頓着だった私たちにとって生活レベルを下げるのは相当なストレスです。いまはなんとか、日々の出費をやりくりしていますが…。

お金がないと情報交換できない(由美さん/35/会計士)

夫婦でがんばって世帯年収1600万円を実現し、正直天狗になっているところもあったと思います。しかし、そんな私たち夫婦が、娘を有名私立小学校に入学させたことによって、見事に鼻をへし折られてしまうことになるんです。

私立小学校のなかでもとくに高額な学費に加え、塾やその他諸経費を合わせると、教育費は年間数百万。それに加え大変だったのが「ママ友たちとのつき合い」にかかるお金でした。もちろん周りは富裕層ばかりで、私たちの世帯年収をはるかに上回る家庭ばかり。当然のこと、生活水準もまったく違います。

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教育熱心な親が多いこの小学校では、ママ友同士の交流や情報交換がとっても重要。必然的にママ友の集まりが盛んなのですが、会場は高級レストランや有名カフェばかり。ランチに5000円、ディナーに数万円は当たり前…飛んでいく額も桁はずれでした。誕生日やお祝いごとの贈り物も超高額で、もちろんそれに合わせなければつき合ってはいけません。

こんなのお金がいくらあっても足りません。しかも恐ろしいことにこのママ友たちとのつき合いは、子どもが大学を卒業するまで続くんですよ…。

下の子まで通わせるのは厳しい!(直美さん/39/会社員)

7歳の長男を有名私立小学校に入れたのは、私の強い希望からでした。子どもの将来のためには投資を惜しみたくなかったからです。当然学費も諸経費も高額で、周りも富裕層ばかりなので気を遣うことが多いですが、生活水準を下げることなくなんとかなっていました。

しかし、当然と言えば当然なのでしょうが、5歳の娘が「お兄ちゃんと同じ小学校に行く」と言い出しました。もちろん娘にだけ「ダメだ」とは言えないので、希望なら入れてあげたいのですが…ふたりとなると話は変わってきます。

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世帯年収1600万円の手取りは1200万円ほどです。
住宅ローンと固定資産税を合わせて250万円。
生活費はお互いのお小遣いを含めて月20万円ほどで、年間240万円。
現在長男の学費と校外学習、塾や習い事を合わせると年間で250万円ほど。
それに加えママ友との交際費を月4万で年間約50万円。

これだけで残りは400万円程度。さらに娘が息子と同じ小学校に入れば、年間300万円弱の出費です。いまはまだ貯金をしたり、家族で出かける余裕がありますが、ゆくゆくはそんな余裕もなくなってしまうでしょう。人によっては交際費が月に10万を軽く超えているようで…これからの生活が不安でしかたありません。

世帯年収1600万円でも、高額な学費に加え、ハイクラスなおつき合いを賄うのは厳しい現実が…恐れ入ります。夫婦でしっかりと、将来を見据えた話し合いを重ねることが大切なんでしょうね。

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ライター:葛西 明
人材派遣及び、人材紹介を行う会社に勤めるサラリーマン。求人募集の文章を書くのが楽しいと感じて以来、ライターとしても活動中。家事が苦手な妻と結婚後、気付けば兼業主夫になっていることが悩み。

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