2019.05.24
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延々と続く自慢話やマウンティング、クレクレ行動やパワハラまがい…自分の迷惑行動に気づかない〝嫌われママ〟には本当に困ったものです。とはいえ今後のおつきあいや子どもへの影響を考えると、無下にもできないのが実際のところ…でも、我慢に我慢を重ねたママたちは、ついに立ち上がりました! 〝嫌われママ〟を完膚なきまでに叩きのめし、二度と近づかなるようにした「使えるひと言」とは?
■自尊心が強いタイプが嫌う言葉(綾さん/34歳/看護師)
自己顕示欲が強いのか自尊心が強すぎるのか、やたらと自分のすごさをドヤってくるママ友がいます。自分の学歴自慢だったり旦那の出世話だったり、とにかく「すごい!」という言葉を欲しがる内容ばかり。
しかも彼女は自慢だけではなく、私や周りのママ友たちに何かと指図。「面倒見のいい姉御」の立ち位置が欲しいらしく、教育のことから家族関係のことまで、事細かに自分の意見を押しつけてくるんです。
だから言おうと決めました、「自尊心が高い人が最も嫌がるであろう言葉」を。数人のママ友たちで行きつけのカフェへ、いつものよう自慢話や余計なおせっかいを始める彼女…周りも迷惑そうな顔で見ています。
そこで私は「あのさ~、そういうこと言ってたらみんなに嫌われるよ」と。すると彼女は「え!?」と驚いて固まりました。周りのみんながウンウンとうなずくのを確認した彼女…その後たいそうおとなしくなったとさ(笑)。
■シンプルな言葉が一番刺さる!!(茜さん/29歳/事務員)
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自分の言動が周りを不快にさせていることに気づかない〝嫌われママ〟を撃退するには、「シンプルかつわかりやすい言葉」で伝えるのが一番だと思います。
私にの周りにも典型的な嫌われママがいました。人が持っているものは何でも欲しがるし、常に会話の中心にいないと気が済まないタイプ。周りのママ友たちも嫌ってはいましたが、無下にもできずにいました。
私もそのひとりで何も言えずひたすら耐える、正直地獄の日々でした。でも、別の先輩ママに話したとき「保育園のママ友なんて、いまだけのつき合いよ! なに気遣ってんの~!」と爆笑する彼女を見て、私の心は決まったんです。
翌日、園で私を見るなり駆け寄ってくる例のママ。「あのさ~」と話しかけてくる彼女の言葉を遮り、「私、あなたが苦手かも。ごめんなさいね」とひと言。そしてさっさと立ち去りました。
きっとそんなことを言われたのは、人生で初めてでしょう。いつものイケイケ調の反論もなく言葉を失った彼女は、その場に立ちすくむのみ。その後、私に接触してくることは二度とありませんでしたよ。
■関係悪化せずに距離を置く(晴嘉さん/30歳/サービス)
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関係を悪くしたくはないけど距離をおきたい…と、ずっと考えている時期がありました。そのママ友は超自己中で、世界が自分中心に回っていると思っているタイプ。気に入らないことがあると大声で怒鳴り、逆に自分を立てる人にはとても親切です。
押しが強い彼女は顔が広く、役員もしています。下手に嫌われるとその後の保育園生活が苦しい…でもおつきあいは辛い。頭のなかはそのことでグルグル。そんな私が彼女と距離を置くことができたのは、旦那の作戦のおかげです。
あまりにも悩む私を見かねた旦那が、ある日「俺を使えばいいじゃん」と。「旦那からつき合いを禁止された」と言えと言うのです。彼女と旦那はちょっとだけ面識があります。そんなことでうまくいくのかという不安はありましたが、旦那を信じてみることに。
彼女がお誘いをかけてきたときに「実は…旦那があなたのことを嫌いみたいで、関わるなって言ってて。私が説得してもぜんぜん理解してくれなくて…ごめんね」と言って断りました。
ちょっとズルい方法かもしれませんが、嘘も方便とはこういうことかも。「嫌っているのは第三者」というクッションを置いたことで、私への直接の風当たりは避けられ、その後もお誘いを避けるよい言い訳になっています。
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性格やタイプによって「刺さる言葉」は違うよう、相手をよ〜く見極めてから選ぶようにしましょう。ママ友関係を穏便にすませたいのはやまやまですが、堪忍袋の緒が切れた際には…参考にしてみてください。未来は意外と、スッキリ開けるかもしれませんよ!
ライター:葛西 明
人材派遣及び、人材紹介を行う会社に勤めるサラリーマン。求人募集の文章を書くのが楽しいと感じて以来、ライターとしても活動中。家事が苦手な妻と結婚後、気付けば兼業主夫になっていることが悩み。