2019.03.18
ママたちの間でたびたび盛り上がる「お受験」に関する話題。そんなとき〝口にしてはならない地雷〟を踏んでしまったばっかりに、場を凍りつかせるハメに陥ること、ありますよね。お受験組のママたちに「これは言っちゃダメ!」というNG話題を聞きました。
NG話題①「失敗」にツッコミはご法度
●あるママ友が「お兄ちゃんはどの塾にいっていたの?」と聞いてしまったのです…受験に失敗したことは知っているのに。聞かれたママは無表情で「◯◯ゼミナールよ。やめておいたほうがいいかも」と返事していましたが…空気が凍りついていました。(留美さん/27歳/飲食店勤務)
どんな些細な情報でも手に入れたい気持ちはわかりますし、失敗談も聞きたいところでありますが、当事者に聞いたりあえて話題に出すのは、イケません!
●あるママ友のお子さんは、学力は申し分なかったものの普段の生活態度やお行儀の面で難があり、お受験に失敗。なのでお受験の話題のときも勉強や習い事の話に限定していたのに、そのことを知らなかったひとりのママが「でもお受験って、お行儀も大切なのよね!」とぶっ込んでしまい…いたたまれない思いでした。(ゆうさん/29歳/事務員)
●いつもお茶している5人のママ友のうち、私を含めて3人がお受験を考えています。なのでその話題になると、いつも空気はピリピリ。特に、上の子が受験に失敗したママ友ふたりが話す失敗談には、周りまでヒヤヒヤ。空気がやばかったです…。(多恵さん/30歳/会社員)
受験に失敗した場合、子ども本人も親もとてもナーバスになるもの。禁句やNG話題が出るなど場が冷えたときは、すぐに話題を切り替えるスキルも身につけたいところです。
NG話題②「模試の結果」は言わない聞かない
●模試の結果が良かったのか悪かったのか、他の子と比べて安心したいじゃないですか。そこであえて低い点数を言って、探りを入れてみたことがあるんですが…本当の点数を知ってるママ友に偽りを指摘され、空気が悪くなりました。嘘はいけなかったとは思いますが、どうしてうちの子の点を知っていたのか疑問です。(百合子さん/34歳/会社員)
●「苦手を補い合って、みんなでお受験成功させましょう!」と言って、お受験組の子の点数を聞きまわってデータにしてるママ友がいました。その目的も謎ですが…本当の点数をいうママなんてほとんどいなくて、地獄絵図でした。(紗枝さん/28歳/看護師)
模試では数字がバッチリ出るため、子どもの学力がどのくらいなのか知りたくなりますが、顔見知りに探りを入れたり聞いたりするのはご法度。良くても悪くても、気まずい思いをするだけですよね。
●「うちの子、数字が苦手みたいで。この前の模試は◯点だったのよね~」と謙遜しているけど、明らかにいい点数…みんな黙ってしまいました。(里美さん/32歳/公務員)
いい点数を取ったときは、ちょっと自慢したくもなりますが、そんなときこそグッと我慢!
NG話題③「家庭環境」は絶対ダメ!
●お受験では「家庭環境」も見られる場合が多いので、たまにお受験組で「旦那との仲をよくするためにどうしてる」なんていう話題も出るんですが…つい最近、離婚したママがいるのを忘れて話題にしてしまい。ハッと気づいて気まずい思いをしました。(正美さん/35歳/会社員)
●受験の話題のなかでも、特に「夫婦仲」に関する話題は避けたほうがいいと思います。仲のいいママ友はシングルマザーなので、お受験組でこの話題が出ると黙ってしまいます。「シングルでも私立に合格する子は多いし、大丈夫よ」って、LINEで励ましてますけど。(明美さん/32歳/塾講師)
●子どものしつけのよさや、家柄、年収…すべてが自慢のネタになるママ友。お受験も自信満々の様子だったんですが、あるママから「旦那さんとも上手くいってそうですもんね」といわれて急に無口に…(あ! しまった)って思いました。(姫奈さん/27歳/スポーツインストラクター)
特にプライベートな部分でもある「家庭環境」は、最もNG度が高い話題。夫婦仲やしつけなど、踏んではならない地雷がたくさん。受験の話のなかでつい触れてしまいがちですが、決して触れてはならない部分と心得て!
「必ず合格させたい」「失敗したくない」という思いから、ついつい情報収集をしてしまいがち。でも受験は、親も子どもも関わるデリケートな話題だけに、言動には慎重を期してくださいね。
ライター:芳野美穂
ライターとして活動をしながら、保育園と小学生、ふたりの子どものママとして奮闘中。仕事は充実しているものの、旦那の仕事が忙しいため、ほぼワンオペ育児。最近の悩みは、近所に住む姑のノンアポ訪問。