2019.03.11
ママたちの生活にとっても、身近になっているのがSNSです。日常の何気ない風景を投稿してコミュニケーションを楽しんだり、そこから新たな人間関係が広がったりと、楽しく活用するママも多いのではないでしょうか。
インスタグラムを始めとするSNSでは、「写真」による投稿も一般的。しかし中にはこの「写真」が原因で、ママ友トラブルへと発展してしまうケースも少なくありません。
実際にインスタ好きなママ友の投稿にモヤモヤしている!という方に向けて、対処法を紹介します。
■ママがインスタグラムにハマる理由
近年、インスタグラムを始めとする各種SNSにどっぷりとハマるママも増えていると言われています。もともとSNSをやらない人からすると、「いったい何がそんなに楽しいの?」と思ってしまうかもしれませんね。
SNSの世界がママたちを虜にするのは、日常生活とは違う「魅力的な雰囲気」が、その中に広がっているからです。
中でもインスタグラムは、「写真」で情報を共有できるSNSです。ごく平凡な生活の一部分のみを切り取り、素敵に演出することで、「普段の自分とは異なる一面」を周囲に向けて発信できるというわけですね。
たくさんの「いいね」をもらえれば、それは自身の承認欲求を満たすことにもつながります。実際に「想像以上のいいねをもらえて、すっかりハマってしまった!」と語る方は少なくありません。
またいつでも手軽にいろいろな人とつながれるのも、SNSの魅力です。
ママ友同士の交流にも便利に使えますし、「ママ」以外の人脈も、どんどん広げていけることでしょう。
ママがインスタにハマるのは、決して悪いことばかりではありません。SNSの中の世界で刺激を受け、それを実生活に反映させていけるとしたら、それもメリットの一つとなります。
ただしこちらは、あくまでも「情報を発信している本人」が感じるメリットであり、周囲の人とは関係がないもの。
SNSを通じたやり取りを行う際には、周囲の人との関係性に十分配慮する必要があります。
■子どもの写真やプライベートな情報は、やんわり注意を
ママ友同士のSNSトラブルで、非常に多いのが「子どもの写真」を巡るものです。
ママ友が自身のインスタに「自分の子どもも映っている写真」を許可なくアップし、誰でも見られる状態にしていたとしたら……「え!?」とモヤモヤするのは当然のこと。
また、場所や顔が特定されることや、誰に見られるかわからないことへの不安を抱いてしまいます。
とはいえ、普段からインスタを楽しむママ友にとっては、「これくらい、ごく普通のこと」と考えている可能性もあります。
「言わなくてもわかってもらえるだろう」と期待するのはやめて、やんわりと注意するのがオススメです。
ママ友との関係性が気になり、注意するのが難しいと感じる場合には、
・旦那がSNSに子どもの写真をアップするのを、良く思わない
・知らない人から「○○さんのインスタに載っていたよね」と声を掛けられて、不安を感じている
など、当たり障りのない理由を添えるのがオススメです。
また、「事前に許可をもらえたら」「友だちだけに公開するなら」「子どもの顔をスタンプで隠してくれたら」など、自分自身が考えるOK範囲について、伝えてみるのも良いでしょう。
■少しずつ距離を置くのもアリ
ママ同士の世界において、SNSから発信された情報は、想像以上の範囲でしっかりとチェックされている、と考えるのが無難です。
子どもの写真ではなくても、「今日は○○ちゃんと△△ちゃんと、高級ランチに行ってきました★」なんて、一見何気ない投稿であっても、誰と誰がつながっていて、どんな付き合いをしているのか、SNSでつながっている人全員に公開されることになります。
ママ同士のSNSは、必ずしも「お互いに好感を抱いてつながっている」というわけではありません。
子ども同士のつながりや、ママ友のママ友つながりで、関係が広がっているケースも少なくないのです。
つまり、ママ友が挙げるインスタの内容も、好意的に捉えてくれる人ばかりではないということ。自分自身がSNSと距離を置いていたとしても、ママ友のインスタに登場することで、知らないうちにSNSトラブルに巻き込まれてしまっていることもあります。
とはいえ現実的に、「なんでもかんでもすぐにインスタに上げないで!」と伝えるのは難しいですよね。「所詮ママ友付き合いだから」と割り切って、自身が納得できる距離感で付き合うのも賢い対処法の一つと言えます。
「最近忙しくて、インスタもあまりチェックできないからごめんね」なんて、サラッと伝えてしまうのもオススメですよ。
■まとめ
インスタグラムが大好きなママ友にモヤモヤする……なんてママ友トラブルは、SNSが発展した現代において、非常に身近なものとなっています。
自分自身がSNSと程よい距離感を保っていても、付き合うママ友によって一気にトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあるので、注意する必要があります。
子どもや自分のプライバシーがさらされている!と感じたときには、きちんと言葉で伝えることも大切ですし、なんとなくモヤモヤした気持ちを抱えたときには、少し距離を置くのもオススメです。
自分自身のSNSとの付き合い方について今一度確認すると共に、自分にとっても周囲にとっても、気持ちの良い使い方を実践してみてくださいね。