2018.09.22
がっつり働くフルタイムママと、パートや専業ママでは金銭感覚が違って当たり前。でも、普段の生活では、その感覚の違いが思わぬトラブルに発展してしまうこともあるようです。
そこで今回は、バリバリ働くバリキャリワークママに、周りのママ友と上手に付き合うために気を付けていることを聞いてきました。
ランチは予算に気を付ける(美穂さん / 31歳 / 広告代理店)
前に一度、ほかのママ友から「美穂とは金銭感覚が違うから、同じように付き合えない」と言われ、付き合い方には気を遣うようにしています。
以前は、なにも考えずに高級な店をママ友とのランチにチョイスして、帰りにパンケーキを食べたり、オシャレなカフェに寄ったりしていました。「どうせ行くなら、いい店でおいしいものが食べたい!」そう思っていた私には、それが普通のことでした。
でも、次第に付き合ってくれるママ友が減り、最終的に一番仲の良かったママ友に言われたのが、冒頭の言葉だったんです。
それからというもの、ランチはできるだけお弁当を持ち寄ったり、外食するなら事前に予算を聞いてから店を決めたり。以前、旦那が言っていた「同じ1000円でも、人によって価値が違う」という言葉の意味に納得。ちょっとだけ大人になれた気がしています。
身に着けるものを変えると、ママ友の態度も変わる(光さん / 33歳 / IT系商社)
普段から人前に出ることも多く、身だしなみには気を遣っていました。立場の高い方と会うことも多いので、靴やカバンにはとくに気を遣い、ブランドものを意識して持っていた私。
でもこれが、ママ友の間でウワサになり、「高飛車」だとか「えらそう」などと言われるようになってしまったんです。仕事柄必要なものと訴えても、ねたみは根強く、理解してもらうことはできませんでした。
だから、私が変わることにしたんです。保育園にお迎えに行くときや、ママ友と会うときは必ず目立たない地味な服装に着替えるように。GUやユニクロなども用いて、持ち物や化粧も、できるだけ目を引かないものに変えました。
するとどうでしょう! いままで私を毛嫌いしていたママ友たちが一気に友好的になったんです。やっぱり人は見た目が重要。女性同士なら、なおさらのことかもしれません。
ママ友との関係維持のための5か条(宏美さん / 34歳 / 保険外交員)
周りのママ友との金銭感覚の違いは、最初に行ったランチ会で発覚しました。私は普段1300円程度のランチならよし! としているのですが、周りのママ友は700円を超えると高いと言っていて…。安くても、お腹がいっぱいになればいいという考え方の人ばかりでした。
さすがにそこで反論はしませんでしたが、それ以来、ママ友との関わり方を工夫しています。
1.ランチの場所は必ずほかのママ友に指定してもらう
2.ママ友と買い物には一緒に行かない
3.子どもを連れて遊びに行くときは、必ずふたつのプランを提案し、ママ友に選んでもらうようにする
4.お金の話が出たときは、相手の話を聞くことがあっても自分からはしない
5.極力ママ友と会う回数を減らす。
これらを実践すると、ママ友との関係がとても良好に。金銭感覚の違いで、いらぬトラブルなんて起こしたくないですからね!
バリキャリのワーママたちは、細かいところにまで気を遣いながらママ友と接しているようです。決して自分の金銭感覚を押し付けないことが、ママ友との良好な関係を気づくためのカギ。
比較的仕事に恵まれている方や、少しでも心当たりがある方は、事前に気をつけておいたほうが賢いかもしれません。
ライター:葛西 明
人材派遣及び、人材紹介を行う会社に勤めるサラリーマン。求人募集の文章を書くのが楽しいと感じて以来、ライターとしても活動中。家事が苦手な妻と結婚後、気付けば兼業主夫になっていることが悩み。