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ファッションを巡るママ友との葛藤に終わりはいつ訪れる

コミュニケーション

2021.12.08

無難な服でことに陰口を叩くママ友

40代になり、子どもの手が少し離れて、ようやく自分のことも考えられるようになった女性。なかには「もう一度、おしゃれに目覚めた」という人も少なくありません。ところが何を着ているか、どういうおしゃれをしているか、周りはよく見ているようです。

同じ洋服を真似してくるママって

40代になってから、花柄とかパステルカラーとか、きれいな洋服を着たいと思うようになったんです。そのほうが写真写りもいいし。周りは地味な色ばかり着ているママ友が多いんですが、思いきってきれいな色を着るようにしました!」

 

サホリさん(42歳・仮名=以下同)はそう言います。11歳と6歳の子がいますが、以前より手がかからなくなり、パートの仕事も増やしました。その分、少しはファッションに気をつかえるようになったそうです。

 

「ある時、サーモンピンクのブラウスを着ていたら、下の子の保育園で知り合ったママ友が『きれいね、どこで買ったの?』と聞かれたんです。『ネット通販で買ったよ』と答えたら、その次に会ったら、彼女が同じものを着ていて

 

『これ、評判いいのよ。私に似合うみたい』って。暗に私が着るより、自分が着たほうがいいと言いたい感じ。その後、彼女は何度も同じことをするんです。同じ洋服をどうして買うのか、単に嫌がらせなのか。ずっと仲良くしてきたんですけどね」

 

いいなと思うものを他人が着ていても、なかなか同じものを買って同じコミュニティでは着られないものですが、そのママ友は平然と着ているとか。

 

どう対処したらいいかわからず、サホリさんは結局、同じものを着ないようにするしかないそうで、理不尽な話です。

陰で悪口するママ友なんていらない

今の時代、「同調圧力」に苦しんでいる人が多いのは事実。目立てば叩かれるから、みんなと同じようにするのが無難なのかもしれませんが、それでは「自分らしさ」が埋没してしまう。そんな苦悩もあります。

 

アパレル業界で仕事をしているカナさん(45歳・仮名=以下同)は、いわゆる「ママらしいかっこう」はしません。奇抜なデザインが好きなので、目立ってしまうのはわかっていながら、「自分らしさ」を貫きたいと思っているようです。

 

「みんな、私の前では『素敵ね』『あなたでないと着こなせないわよ』と言いながら、陰では『いい年して、妙な格好してるよね』『モデル気取り?』と悪口を言われているようです。

 

特にママ友のLINEグループで、私が外れているグループだと言いたい放題みたい。それをまた教えてくる人がいるから面倒ですよね(笑)」

 

噂されたり「変な人」と言われたりするのはかまわないけれど、それらが子どもに影響するとなると話は別、とカナさんは言います。

子どもに吹き込んでくるママ友が面倒

「うちは13歳と10歳の子がいるんですが、下の子は『おまえんちのお母さん、変な人なの?』と言われたり、『お母さんがヤバいからしゃべっちゃいけないって言われた』と宣言されたりするみたい。親が吹き込んでいるんでしょうね。

 

私は『そんなことで差別するほうがいけないんだよって、言ってやって』と子どもには言っています(笑)。誰が何を着ようといいじゃないですか、誰かに迷惑かけた?と」

 

みんな似たような地味な格好をすることで安心するコミュニティなら、「別に仲間にならなくてもいい。そう思う人は他にもいるので、その人たちと仲良くしています」と、カナさんは正論で迎え撃っています。

 

「子どもには、いろんな人がいるのが世の中と親が教えればいいのにと思いますけどね。私は気にしないけど、些細な差別や中傷を苦にする人もいるのだから。人と違うと叩く今の風潮、本当になんとかしたいです」

 

みんな違って、みんないい。そんな世の中にしたいとカナさんは力を込めました。

無難な服でことに陰口を叩くママ友

気の合うママ友からのアドバイス

文/亀山早苗 イラスト/前山三都里
※この連載はライターの亀山早苗さんがこれまで4000件に及ぶ取材を通じて知った、夫婦や家族などの事情やエピソードを元に執筆しています。

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