2019.08.14
できることならトラブルなく、うまくママ友づきあいして、楽しい園生活を送りたいもの。そのためには最初の「ママ友選び」がとっても肝心です。だってなかには、関わるだけでトラブルに巻き込まれる〝要注意ママ友〟がいますから! 「関わらないほうがいいママ友」を事前に見わけるために、被害にあったママから体験談を聞きました。
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■つねに「数人で固まって」いるママ(菜々さん/36歳/パート)
ひとりでいるときはおとなしいのに、仲間と群れると急に元気になるような人は要注意です。そういう人はだいたい、数人のママと固まって行動しているので目につきやすいと思います。私は保育園デビューのとき、話しかけてきてくれた4人組のママと仲良くなりました。
その日のうちにグループLINEに誘われて入ったのですが、それから数日で彼女たちの異常さに気づきました。ひとりではなにもできない人たちばかりで、近くのスーパーに行くときでさえ「誰か一緒に行かない?」と誘ってくるんですよ。
さらに噂話や他人の悪口が好きで、グループLINE内はママ友たちの悪口であふれかえっていました。そういう話が好きではない私は、すぐにグループを抜けることに。でも、このママ友たちが本当に怖いのは、グループを抜けるときだったんです。
手のひらを返したように「敵扱い」され、根も葉もない噂をばらまかれてしまいました。しかも恐ろしいことにその嫌がらせは、子どもが保育園を卒業するまでの3年間続いたんです。いま思い出してもゾッとする、本当に執念深い人たちでしたね。
■初対面から「距離が近い」ママ(みどりさん/ 37歳 / 事務員)
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初対面から距離が近く、グイグイ来るようなママは危険です。私も実際に被害に遭いました。はじめは「ひとりでもいいからママ友が欲しい」という思いで、何か違和感のあるそのママに、言われるがままLINEを教えてしまいました。
するとその日から、彼女からの質問ラッシュが始まりました。「どこに住んでるの」「仕事はなに」「旦那は何をしている人なの」といった質問は序の口。最終的には世帯年収や貯金額といった、超プライベートなことまでしつこく聞いてくるようになりました。
もちろん教えませんでしたが、ごまかすだけでも一苦労でしたね。人にはさんざん質問するくせに、自分のことは絶対に教えないのも特徴のひとつ。本当にタチが悪いですよ。さらにこういうママは、図々しいお願いを平気でしてきます。
私は一時期、彼女の「タクシー」のように使われていました…なかなか断りきれない私も悪いんですけど。初対面から距離が近い人は、その後さらに深く踏み込んでくる可能性が高いことを覚えておいたほうがいいかもしれません。
■「声が大きくて笑い方が下品」なママ(紀子さん/42歳/パート)
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とにかく声が大きくて、笑い方が下品なママ友には気をつけてください。実はこのふたつの特徴を併せ持つママは、結構な確率でボスママである可能性が経験上、高いです…しかもタチが悪いほうのタイプ。
私は明るい人が好きなので、こういう人に関わりがちだったのですが、そのたびに嫌な思いをしてきました。最初はただ「元気な人」というイメージです。でも、しだいにその下品な笑い声の裏に隠されたデリカシーの欠如が浮き彫りになってくるんです。
「あなた、再婚なの!?」と保育園じゅうに聞こえるような声で暴露されたこともありますし、「ブス」とか「バカ」といった単純な悪口も平気で言ってきます。しかも、自尊心が高く高慢なので、話の内容ではなく、大きな声や威圧感で制御しようとする力技に走りがち。
気に入らないことがあればすぐに大声で罵倒し、自分の言うことだけを聞くイエスマンを周りに置こうとします。まさに、某猫型ロボットが活躍する某国民的アニメに登場する「いじめっ子」のよう。くれぐれも近づかないことをおススメします。
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今回の特徴に当てはまるママに出会ったら〝要注意〟です! 急いでママ友になるのではなく、ほどよい距離感で相手を確かめてからでも、決して遅くはありません。ママ友トラブルを避けるカギは、自分自身の慎重さにもあるのではないでしょうか。
ライター:葛西 明
人材派遣及び、人材紹介を行う会社に勤めるサラリーマン。求人募集の文章を書くのが楽しいと感じて以来、ライターとしても活動中。家事が苦手な妻と結婚後、気付けば兼業主夫になっていることが悩み。