■私でもそれくらい手は届く!(佳奈さん/29/パート)

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うちの子が誤って、友だちに盛大に泥水をかけてしまったことがありました。急いで謝罪し、親子揃って頭を下げたのですが、その子のママは「別にいいけど、この肌着Fっていうブランド物なのよね~。困っちゃうわ」と言ってきたのです。 実は私、そのブランドを知りませんでした。キョトンとしていると「え、知らないの? これだから最近の若いママは…」と、〝やれやれ〟とでも言いたげな仕草をしながら、ブランドの説明を始めました。 「素材にこだわった老舗ブランドで、肌着だけはそこのって決めているのよ。高額だからあなたには手が届かないと思うわ」と、〝見えないところにお金をかけています〟アピール。その場は、「本当にごめんなさい」と言って、なんとか収めて帰宅しました。 でも「手が届かないって、どれほど高いんだろう」と気になって母に聞いてみたんです。「そのブランドなら服は高いけど、肌着なんてたかだか数千円よ」と教えてくれました。確かに高額ですが「手が届かない」なんて言われるほどじゃありませんよね(笑)。