2019.07.22
悩みを聞いて欲しいときや、アドバイスが欲しいとき、身近なママ友に相談する人は多いと思います。ところが返ってきたのは、とんでもない〝マウンティング〟だった、というママたち。悩みは人格とともに否定され、アドバイスどころか最後には自慢話まで聞かされて…困惑と怒りに満ちたお話です。
■「否定と持論とマウンティング」の三段落とし(沙織さん/28歳/受付)
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絡みづらいというか、普通のコミュニケーションが成立しないママ友がいます。なぜなら彼女に何を話しても、返ってくるのは「否定+持論+マウンティング」。それ以上には発展せず、完結してしまいます。
例えば先日、うちの4歳の息子が通っているスイミングスクールでの悩みを彼女に話しました。「うちの子ぜんぜん上達しなくて。センスがないのか先生が合ってないのか、分からないのよね」と相談しました。
すると彼女は「そんな悩み、抱く時点で間違ってるわ。あなたが悪いに決まってるじゃない。男の子にスイミングなんかさせるからよ。うちの子なんて、地元のサッカークラブでエースよ」と言うんです。
息子がやりたいと言ったからやらせているだけだし、スイミングは続けさせる前提で話をしているのに、すべてを全否定して話を強制終了。しかもご丁寧にマウンティングまで。結局、なんの話をしていたか分からなくなって着地します。私の悩み、なんだっけ?
■はいはい、あなたは大丈夫だったのね(陽子さん/28歳/事務員)
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私が自分のことをしゃべりすぎるのもよくないのかもしれませんが、悩みや失敗を話すと必ず「私は大丈夫だったわよ」と、思わぬリアクションをしてくるママ友がいます。先日も「保育園でママ友がぜんぜんできない」という話をしたんです。
するとアドバイスどころか「私は大丈夫だったわよ、初日で10人くらいママ友ができたよ!」と自慢げ。3歳の息子について「最近言うことを聞かなくて困っている」と言うと「うちの子はそんなことないわよ~! 育て方の問題じゃない?」と育児否定。
失敗談を話すときって、ただ聞いて欲しかったりアドバイスが欲しいのに…いちいち自慢を聞きたいわけじゃないんです。最初は「なんか嫌な感じだな」くらいにしか思っていなかったのですが…最近これが〝マウンティング〟というヤツだと気づき、距離を置いています。
■彼女がみんなに嫌われる理由(陽子さん/32歳/サービス)
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同じ保育園に、他のママたちから煙たがられているママがいます。みんな口を揃えて言うのが「もうあの人に悩み事の相談なんてしない」「なにか意見を求めてもロクなことにならない」というものばかり。
最初はよく意味が分かりませんでしたが、先日初めて、その理由を理解したんです。ある日、彼女に「旦那の携帯を見たら、知らない女のLINE履歴があった」という話をしました。前日からずっと悩んでいて、思わず声をかけてしまったんです。
すると彼女は、「私なら携帯を見るなんてバカなことはしないわ。だって、男は浮気をする生き物なのよ。とはいっても、うちの旦那は私一筋だっていつも言ってるけどね!」と笑いながら去っていきました。
悩んでいる私に平気で辛辣なことを言い、おまけに自分たち夫婦の仲の良さを自慢…結果として、傷口に塩を塗られて終わりました。(みんなが言っていたのはこういうことだったんだ)とようやく分かりましたが、すでに遅かったですね。
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結果、自分の自慢話に話を落とす人には、そもそも人の悩みなんて聞く気はありません。知らずにうかつに相談してしまうと、受けなくてもいいダメージを受けることも。悩みを相談する相手には気をつけましょう!
ライター:葛西 明
人材派遣及び、人材紹介を行う会社に勤めるサラリーマン。求人募集の文章を書くのが楽しいと感じて以来、ライターとしても活動中。家事が苦手な妻と結婚後、気付けば兼業主夫になっていることが悩み。