■難産の直後に「次は跡取りを産んで」(あすはさん/33/育休中)

1人目の妊娠が判明したときは、夫婦で諸手を挙げて喜んだものです。報告を聞いた義両親たちも祝福してくれて幸福に満ちていました。 しばらくして、お腹の子が女の子と分かりました。私たち夫婦は、「女の子かぁ~! かわいい服をいっぱい着せたいね!」とワクワクするばかり。しかし、性別を聞いた姑の反応は微妙なものでした。 「そうなの…。でも、女の子と聞いていたのに男の子だった、なんて話もあるしね」となにやら不満げ。(なにが言いたいの?)とモヤモヤした気分になりました。

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その後、陣痛から3日かかってようやく元気な女の子が誕生しました。難産だった私に旦那や両親が労りの言葉をかけてくれるなか、病院に駆けつけた姑の第一声は「なんだ、やっぱり女の子だったのね。じゃあ次は跡取りを産んでね」でした。 出産を終えたばかりの人に言うセリフじゃないですよね。横にいた私の両親も、目が点になっていましたよ。いまでは娘に「やっぱり女の子もかわいわねぇ」なんて言っている姑ですが、私はあの言葉を一生忘れません。