■お年玉袋は千円札でパンパン!(裕子さん/29/看護師)

iStock.com/Kana Design Image

お正月には両家の親族が集まり、一緒に年を越すのがわが家の習わしです。幸いなことに比較的両家の仲がよく、母と姑も上手くいっているように感じていました。しかし、初孫の登場で事態は一変します。なんと母と姑は、孫を独占しようと互いに争うようになってしまったんです。 争いと言っても両者とも高齢ですから、取っ組み合いの喧嘩や言い争いはしません。ふたりがやっているのは「もので孫を釣る」という、なんとも地味で醜い争いなんです。年末、大きな袋を抱えてわが家にやってきたふたりは、おもむろに袋から大量のおもちゃやお菓子を取り出します。 そして、そのエサを使って孫を独占しようとするんです。息子が大きくなればさらに、高額になっていくでしょう。お年玉の額も争っているようで、まだ6歳だというのに姑からのお年玉は2万円でした。 ちなみに母はというと、千円札10枚。パンパンに膨らんだお年玉袋を、これ見よがしに姑に見せつけながら息子に手渡していました。息子の教育上も良くないし、「こんなこと、いつまで続けるんだろう…」と不安になります。