■親がお手本になることで、コミュニケーションが得意な子どもに!

子どものコミュニケーション能力を高める上で、もう一つ欠かせないのが、親としての関わり方です。子どもにとって、コミュニケーション能力がどんなものか理解できなくても、親の姿をお手本として育っていくことで、コミュニケーションが得意になるケースは少なくありません。 とはいえ、決して難しいことをする必要はありませんから、以下の行動を心掛けてみてください。 ★笑顔ではっきりと挨拶をする 子どもと一緒にいるときに、挨拶をする機会は決して少なくありません。先生や近所の人、スーパーの店員さんなど……ママやパパがどう行動しているのか、子どもは意外と見ています。 笑顔ではっきりとした挨拶を心掛けるほか、「ありがとうございます」「お願いします」を伝えることも大切です。「挨拶をすると気持ちが良い」というコミュニケーションの基本を、上手に教えられます。 ★まずはママが、子どもの話を最後まで聞く 忙しいときや他に考え事をしているとき、話している子どもから気がそれてしまったり、途中で遮ってしまったりすることはありませんか? まずはママ自身が、子どもの話にしっかりと耳を傾けてみましょう。 もちろん子どもの話は、不完全でわかりにくいもの。そんなときには、ママが情報整理のサポートをしてあげましょう。「うんうん」とうなずいたり、質問で子どもの話を誘導してあげたり……。話すスキルが身につくと共に、「聞いてもらえた!話せた!」という感覚が自己肯定感アップにもつながります。 ★相手の気持ちを考える機会を与える 子ども同士のケンカは、ママにとって悩みのタネ。しかし考え方を変えることで、コミュニケーション能力向上のためのトレーニングにもなります。お互いの意見がぶつかってケンカになってしまったときには、ぜひ相手の立場になって考えてみるよう促してみて。慣れないうちは、ママがサポートしてあげるのも良いでしょう。 お互いの気持ちを理解し合おうとすることで、子ども同士、コミュニケーションを取りながら問題解決していけるのかもしれませんね。


■まとめ

将来、どんな大人になるとしても、あって損はしないのがコミュニケーション能力です。子どもの内から高めてあげたい!と思ったら、毎日の日常生活の中で工夫してみてくださいね。 信頼できる家族とのやり取りの中で、子どもは大きく成長していくことでしょう。