“ご褒美作戦”に疑問の声


以前放送された『ウワサの保護者会』(NHK)では、「自分で勉強する子に育てたい」というテーマを特集。番組に出演していた保護者も“ご褒美”でモチベーションを上げようとしており、子どもが今欲しがっている“旬のもの”を把握しているといいます。

 

勉強させるために“ご褒美作戦”を敢行する保護者は少なくありませんが、尾木ママこと尾木直樹さんはこの作戦に否定的。テストや成績などの“結果”に物を与えるのではなく、努力した“過程”に言葉をかけた方が良いそうです。

 

ネット上でも“ご褒美作戦”を疑問視する声が多く、「いくらご褒美で釣っても、“勉強は仕方なくやる”って意識が抜けなきゃ意味がないのでは?」「ご褒美のためにやる勉強って意味があるのだろうか」などの意見が。勉強を通して子どもの“自主性”を育てるためにも、ご褒美作戦に頼り過ぎるのは良くないのかもしれません。

 

一方で「ご褒美がだめなら、どんな方法で勉強をやらせればいいの?」との声も。『ウワサの保護者会』では子どもの自立に悩む親をサポートしている菅原裕子さんが、「子どもが夢中になっていることを制限かけずにやらせる」という方法を提案していました。勉強に限らず、「やる気を持ってやってみたら何かが手に入った」という達成感を子どもに味わってもらうのが重要とのこと。一回勉強から遠ざかり、子どもが何に興味を持っているか観察してみるのも良さそうです。