どんな弊害がある?


本来少しずつ精神的に自立していくはずの時期にカプセル育児が続いていると、次のような弊害が起こってくると言われています。

 

|子育てに自信がなくなる

学生時代は勉強や部活、社会に出れば仕事、結婚と妊娠など、それまでの人生は「こうするべき」という答えが存在していたのに対し、育児にははっきりとした正解はありません。 子どもを受け入れて愛するという大きな共通概念だけはありますが、「こうすればよく寝る」「こうすれば〇ヶ月で歩く」などの唯一の方法などは存在せず、研修やトレーニングもありません。さらに、「大丈夫、そんなもんよ」と言ってくれる人もいないのが、現代のカプセル育児の姿だといえます。 こういった状況の中では、ママが育児に自信が持てなくなっても不思議はありません。

 

|親子の価値観が一つになってしまう

「母子カプセル」や「カプセル育児」は子どもにとって、色々な価値観を身に付ける機会を失ってしまうというデメリットも。 昔のような大家族であれば、子どもがママの価値観に合わない行動をしても、そもそもママの目が届かないこともありますし、ママやパパが叱ったとしても、例えばおじいちゃんが「まあいいじゃないか」と中和してくれることもありました。 しかし、カプセル育児では、おじいちゃんどころかパパの存在感すら薄いことも珍しくありません。「ピアノの練習をやりたくない」「おもちゃを片付けない」など、人として許されないほどのことでなくても、それがママにとって重要なことなら徹底的に叱られてしまいます。

 

|叱りすぎてしまう

上記のような環境では、どうしても子どもを叱る機会が増え、しつけや教育ではなく「支配」になってしまうおそれもあります。 子どもが言うとおりにするまで怒鳴ったり叩いたりしてしまい、後で自己嫌悪に陥るものの、また同じ状況になると激しく叱ってしまう…と悩むママがたくさんいます。 小さい子は基本的にママが大好きなので、ママに喜んでもらいたくて言うとおりにしようとします。でも当然ですが何もかもママの思い通りに動けるわけではないですよね。 叱られるうちに自己肯定感が低くなってしまい、「物事にチャレンジしない」「失敗から立ち直れない」「他人の顔色をうかがって行動する」といった結果に結び付いてしまうおそれも。