授業参観拒否は思春期あるある?

世の保護者たちの声を見ていくと、「中学生になって急に『授業参観にこなくていい』って言われるようになった」という人が多い様子。そのため授業参観を拒否する理由として、「単純に思春期になったから」「小学校低学年の時は良くても、高学年や中学生になると親と距離を置きたがる子もいるよね」といったものもあげられていました。

 

以前厚生労働省などが推進する「健やか親子21(第2次)」の公式サイトでは、「中学生・高校生 2万人を対象にした思春期アンケート調査」の結果を公開。「あなたの家族は、家の中でよく会話をしますか?」という質問に、64.5%の中学1年生が「いつも」と答えています。しかし学年が上がっていくと、「いつも」と答える生徒は減少傾向に。中学3年生で「いつも」と答えた割合は、56.2%になっていました。

 

「自分だけ他の家庭と違って子どもに嫌われているのかな?」と悩む人も多いようですが、授業参観拒否は思春期あるあるな模様。子どもが健全に育っている証拠なので、温かく見守ってあげたいですね。

 

文/長谷部ひとみ

参照/健やか親子21(第2次)「中学生・高校生 2万人を対象にした思春期アンケート調査」http://sukoyaka21.jp/puberty_survey_2017/puberty_survey_2017_03