児童や保護者に向けた無料電話相談も!


「スクールロイヤー」の役割は、学校でいじめなどが起きた時のアドバイスだけではありません。問題の発生前から、事前に予防対策を行います。また“子どもの問題行動”以外に、“親子の問題”についても助言や指導を遂行。学校でのルールや取り組み方を見直して、“問題が起きない学校”をプランニングすることも目的の1つのようです。

 

主に学校からの相談に乗る「スクールロイヤー」ですが、児童生徒や保護者からの相談に乗るケースも少なくありません。大分県では今年の8月に、児童生徒や保護者を対象とした「電話相談会」を開催。相談料は無料で、いじめや不登校、友人関係についての相談に乗りました。

 

同イベントの広告には「スクールロイヤーは、学校の代理人ではなく、中立的な立場で皆さんのご相談を伺います!」といった記載が。大分県では定期的に、スクールロイヤーを活用した「電話相談」を行っています。

 

いじめ防止対策として、時には“出前授業”もする「スクールロイヤー」。ネット上では、「弁護士っていう信頼感もあるし、的確なアドバイスをくれそう」「私の地域でもスクールロイヤーの無料電話相談をやってほしい」「全国に300人の配置が実現してくれたら、学校の取り組み方もだいぶ変わるかもね」など好評の声が相次いで見られました。