親子間で「個人情報への認識」にギャップが!?


スマートフォンのインターネット利用に関して、親子の間には認識の“ズレ”があるのかもしれません。一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会は今年3月、「中高生のスマホ利用傾向調査レポート」を公開。“親の心子知らず”な実情が判明しました。

 

“情報はどの程度公開しても良いか”という設問について、65.0%の保護者は子どもに対して“SNS経由で本名を明かしてほしくない”と考えていることが判明。一方で“SNS経由で本名を知られたくない”と思っている子どもは、わずか34.4%でした。そのほか子どもの「顔写真」「LINEアカウント」「Instagramアカウント」といった項目は、“SNS経由で誰にも明かしてほしくない”と考える親が多数。“SNS経由で誰にも知られたくない”という子どもの割合を上回っています。

 

また“スマートフォンを子どもに渡した時期は適切だったか”と聞いたところ、小学校低学年の頃にスマートフォンを渡した保護者の38%が「早すぎた」と回答。中学1年生の場合でも30%、2年生では41%を占めました。子どもの危機管理能力が成熟していなかったりと、スマートフォンを渡してから後悔する親は多いよう。ただ連絡や調べものに便利なことは確かなので、正しい使い方を教えていきたいですね。

 

文/牧野聡子