■カブトムシとクワガタの捕まえ方

今回は、夜間に採集する方法をご紹介します。採集するにあたって、まずは下見が重要です。 1.明るいうちに山林や雑木林に行く準備をします。 2.ススメバチや蛇などに注意しながら、カブトムシやクワガタが寄ってきそうな木を探します。樹液の匂いは甘酸っぱい匂いです。甘酸っぱい匂いが漂ってきたら、樹液が出ている木が近くにあるということですので、よく探してみてください。クヌギやハルニレという木によく集まる傾向にありますので、その木を探してみてください。 3.目星をつけたら、夜に採集に行きましょう。カブトムシが最も活動的になる時間帯は20時~22時頃ですので、その時間帯をめがけて出掛けるのがお勧めです。持ち物は網とカゴと懐中電灯です。 4.昼間目星をつけた木に行ってみましょう。カブトムシとクワガタの両者とも飛翔性が高いですので、木の上の方にいる場合もあります。網を使って採集します。特にカブトムシは振動に大変敏感ですので、気づかれないようにそっと網をかけて採集するようにしましょう。網がない場合は、木を蹴って振動で落とすという方法もあります。クワガタは木にしがみつく力がとても強いので、一撃で落とす必要がありますが、こういった裏技的な方法もあります。


■カブトムシとクワガタの飼育方法

飼育する際に次のものを準備しましょう。ホームセンターで揃います。 ・飼育ケース


・マット(クヌギマットや園芸用の腐葉土)


・餌(ゼリー)


・のぼり木や枝


・霧吹き まず、飼育するためのケースを用意します。ストレスが溜まらないように行動範囲が大きくできるよう、大きければ大きいほどいいですが、通常の飼育ケースでも問題ありません。カブトムシとクワガタを一緒に採集した場合は、別々のケースで飼育することをお勧めします。カブトムシが餌場を占領してしまったり、クワガタのツノでカブトムシが傷つくことなどが考えられ、喧嘩をしたり、早死にする原因になるためです。 マットは昼間もぐったり、隠れるのに必要です。厚み10cm程度まで敷き詰めます。クヌギマットでもいいですし、園芸用の腐葉土もお勧めです。通常の腐葉土ですと農薬が入っている可能性がありますので、農薬や殺虫剤などを含まない落ち葉100%の土を選んでください。 餌は専用のゼリーが売っています。果物はスイカやメロン、キュウリなどを食べますが水分が多く、食べ過ぎると下痢をしてしまいますので、専用のゼリーがお勧めです。夜に食べ始めますので、毎日夕方頃替えてください。マットの上に直接ゼリーや餌を置くと、マットの中に餌が沈んでしまって食べられないこともありますので、併せて餌台も買っておくと便利です。 のぼり木や枝は必ず用意しましょう。ひっくり返ると自身で起き上がれませんので、つかまるものがないと弱って死んでしまいます。野外で拾ってきたものでもいいですし、こちらもホームセンターで買うことができます。 ここまで準備できたら、飼育する環境は整いました。あとは、毎日餌を取り換えることを忘れず、ケース内が乾燥しないように2~3日に1回霧吹きでマット上を湿らせることを忘れずにしましょう。