<2.2人目妊娠中にやっておくこと>

赤ちゃんを安心してわが家に迎えるため、赤ちゃんがお腹で良い子にしている間に、解決できる問題は解決しておきましょう。

①上の子の預け先を決めておく。 出産前後に、ママは1~2週間の入院が必要です。その間の上の子の預け先を早めに決めておきましょう。両親・義両親、あるいは保育園の一時預かりなど、事前に上の子に知らせておけば、動揺・不安が少なくて済みます。 また産後1カ月は産褥期にあたり、ママの体調も不安定ですので、いざという時の預け先についてもパパと相談して決めておきましょう。 ②家事の分担を決めておく。 臨月が近くなるにつれ、ママには家事の負担が重くのしかかります。上の子のお世話もあるし、心身ともに疲れやすくなっていきます。しかし男性は気づくのが苦手なので、ママがふうふう言いながら家事をしていても、それに気づかない人は多いです。 察してくれないなら、きちんと話し合いましょう。 重い物を運ぶ、中腰になるなど、妊婦にも赤ちゃんにも良くない姿勢を取らなければならない家事については、全面的にパパに頼るべきです。その時、こういう理由で赤ちゃんに悪影響なのでこの家事はできない、と理由をつけて話すのが、パパを納得させるコツです。 また、出産後も継続的に分担してもらいたい家事をあらかじめ決めておきましょう。 お世話する人が1人増えるのですから、パパにもわかってもらう必要があります。 パパが激務で家にいる時間が少なく、家事の分担が実質的に無理な場合は、食洗器や自動掃除機などの家電を買うことで、ママの負担を減らすという手もあります。 ③上の子のフォローをお願いする。 家事だけでなく、育児の分担もしてもらう必要があります。 下の子のお世話はメインをママが担うとして、パパにはぜひ上の子のフォローをしてもらいましょう。 新生児を抱えてのお出掛けは神経を使います。たたでさえ下の子にママを取られているのに、外で遊べない状況は上の子にとってストレスです。 そんな時は、パパに遊びに連れて行ってもらえば万事解決!家の中でも、ママとはできないようなダイナミックな遊びでぜひ上の子のストレスを解消してもらいましょう。 そのためにも妊娠中からパパと2人でいることに慣れさせておきましょう。 ④出産後の生活スタイルを想定しておく。 今までは夫婦で1人だけを見れば良かったので、部屋のレイアウトや家具が子ども仕様でなくても、ケガをさせることがなかったかもしれません。 しかし今後は夫婦で2人、あるいはママ・パパ一人で2人を見なければならず、今までのようにべったり監視することが難しくなります。上の子が小さい場合、下の子と遊ぶつもりでケガをさせてしまうこともあります。 ですから、出産までにどの部屋を赤ちゃんの部屋にするか、危ないところはないかをチェックして、部屋を安全に整えておきましょう。 上の子のいたずらを防ぐために、高さのあるベビーベッドを用意する、誤飲を招くものを片付けておく、コンセントカバーをするなど、目が届かない時間があっても大丈夫なようにしておくと安心です。 もちろん妊婦に重い物は禁物ですので、レイアウト変更はパパの出番です。