2019.05.10
子育て中には、子どもに対してついイライラ・もやもやしてしまうこともありますよね。子どものためを思うからこそ、ついキツイ言葉も出てしまいがちですが……実はそれが、子どもの成長を阻害しているのかもしれません。
子どものためを思うなら、子どもをより成長させてくれる、ポジティブな言葉を選んで使ってみませんか? 子どもの心に届きやすい言葉は、きっと子どもたちのやる気スイッチを押してくれるはず!
ママやパパがつい使ってしまうネガティブな言葉を、ポジティブな言葉へと言い換える方法を紹介します。
■「早くしなさい!」は、時間設定を明確に
毎日の食事やお片付け、登園・登校の準備など、パパ・ママが子どもに急いでほしい場面は非常に多くありますよね。一度言って、さっと理解してくれる場合は良いのですが、マイペースな子どもの場合、なかなか作業が進まないことも……。こんなとき、つい言ってしまいがちなのが「早くしなさい!」という言葉です。
状況から、キツイ口調になってしまうことも多い、こちらの言葉。子どもにとっては「怒られた!」という感情のみが、強く印象に残ってしまうフレーズでもあります。
「早くしなさい!」ではなく、「時計の針が5になるまでに、ご飯を食べ終えるのよ!」と伝えることで、子どもの心に届きやすくなります。
また、「ママがお片付けするのと、どっちが早いかな?」なんて競争意識を持たせることも、子どものやる気スイッチを刺激するポイントになります。
■「○○するなんて、ありえない!」は、表現を柔らかに
子どもとは、時に親の想像を超えた行動を起こすもの。心底あきれてしまったときには、つい「ありえない!」なんて言葉が、口をついて出てしまうのかもしれませんね。
しかしこの言葉は、相手の全てを否定してしまうような、非常に強い言葉です。同じ気持ちでも、表現を変えるだけでマイルドな印象になりますよ。
「ありえない!」という言葉が出そうになったときには、ひと呼吸おいて「びっくりしちゃった!」と伝えてみてください。こちらは、相手の行動を非難する言葉ではなく、パパやママ自身の気持ちを伝えるものです。
なぜびっくりしたのか、大人の気持ちを丁寧に伝えることで、子ども自身にも気付きを促せることでしょう。
■「どうせできないでしょ!」は、できることから提案を
「やりたい!」という気持ちが、大きく育つ子供時代。とはいえ現実には、まだまだできないことも多いものです。忙しいときにグズられると、「どうせできないでしょ!」と言いたくなることもありますよね。
こんなときの言い換え方法は、「じゃあ今日は○○をしてみようか」と、子どもにできることを提案してみるというものです。できることへと置き換えることで、親子のストレスを軽減できます。
また時には、「できないこと」にあえて挑戦させてみるのもオススメです。「じゃあ3回だけやってみよう」など、回数を区切ってやらせてあげることで、プラスの方向へ向かう可能性も高まるでしょう。