■ルールを決めて、家族みんなで守ること

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子どもはまだまだ発展途上で、自分自身の欲求をコントロールする力も未熟です。「楽しそう!」と思えることを見つけたら、ついつい流されてしまうのも仕方がないことだと言えます。 だからこそ、重要なのは明確なルールです。 ・ゲームやネットは夜9時まで


・自室には持ち込まない


・所有権は「親」にあり、機器を子どもに「貸す」だけ


・ネットやゲームで、自分の身の安全を守るために「やってはいけないこと」をハッキリさせる こうしたルールは、子どものみに守らせるのではなく、親も一緒に取り組むとより効果的です。また子どもがルールを守れたときには、積極的に褒め、親子のコミュニケーションを楽しむことも重要なポイントとなります。

 

■まとめ

子どものネット依存やゲーム依存は、近年非常に大きな社会問題になっています。「うちの子に限ってそんなことは……」と考えるのは危険です。子どもの友人関係を通じて、ネットやゲームに触れる機会も徐々に増えていきますから、「対策が早すぎる」ということはないのです。 スマートフォンやゲーム機を買い与える時期は、親子にとって非常に良いタイミングです。ぜひ、ネットやゲームと、どう付き合っていくのが自分にとってベストなのか、しっかりと話し合ってみてください。メリットだけではなく、デメリットやリスクもあること、そしてそれらを自分で避ける必要があることなどを、子どものころから伝えておけば、「上手に付き合う能力」を身につけていけることでしょう。