海外出張と卒園式、究極の選択に揺れる私に…(佳世さん / 39 / 営業)

当時の私は、年に23回のペースで海外出張をこなしていました。その後シングルマザーとなってからは、それまで以上に仕事に打ち込んでいたのです。 その日も出張を2週間後に控え、現地でのスケジュールを立てながらふと気づいてしまいました。 「あれ、この日は!」スマホの予定表に入力し忘れていたため、すっかり息子の卒園式を忘れていたんです!!

いまさら上司には言えないし、きっと両親には怒られるし、子どもには泣かれるし…。 困り果てて会社の先輩ママに相談すると、「ああ、私も娘の小学校の卒業式は行けてないよ」とケロッとした顔で言われたんです。 彼女は参観日やPTAの行事には有休を使って必ず参加する“子ども優先ママ”だっただけに意外な答えでした。 「そりゃ残念だけど、卒園式はご両親に代打をお願いできるし。でもその出張には佳世ちゃんしか行けないよね。子どもには理由を説明して、胸張って行っておいで!」。 「仕事と子育ての両立、ついに崩壊か?!」と内心危惧していましたが、彼女に言われて気抜けするほど心がラクになり…。

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卒園式には実家の両親に出席してもらい、最初はいやがっていた息子も、終わってみると「じいじとばあば、泣いてたよ」と嬉しそうに教えてくれました。 命に関わることでない限り、そのつど優先順位でこなせばどうにかなるようです。