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狭間で揺れ動く男性の家庭進出…変わらない社会と変わった意識

子育て

2020.07.02

子育て中のパパは「あいうえお」が大事

赤ちゃんと若いパパママ 公園

──とはいえ、子育て中の夫婦の家事分担率を見ると、妻のほうが圧倒的に家事を担っている家庭が多数派です。「男は褒めて動かす」という偏ったスタンスではなく、対等な目線から負担をフェアにしていくために、夫と妻がそれぞれにできることはありますか。

 

石井さん:

「おだてて調子に乗らせて男を動かす」というスタンスは私も個人的には支持できません。ただ、夫の行動変容を促すひとつの要因は、やはり妻側からの働きかけであるということが社会学の研究で明らかになっています。

 

女性側にとっては不本意かもしれませんが、すでに価値観が固まっている成人男性を変えていこうと思ったら、やはりパートナー側が言葉や行動で何かしら働きかけることが有効なんです。

 

私からの提案は、夫婦で相談して中長期的なキャリアプランを立てることです。多くの女性にとって、仕事は「続けるか、辞めるか」の二択ではない時代がすでに来ています。子どもの成長に応じて、夫婦というチームでどう働き方を変えていくかを選択できるのがベストではないでしょうか。

 

男性たちに伝えたいことは、育児は「手伝う」ものではく、「一緒にやる」ものであるということ。その前提を頭に入れた上で、どうしたら不平等感なく家事や育児を分担できるかを、妻からの声に耳をしっかり傾けながら話し合ってみてください。

 

最近、パパが育児に関わるときの心構えとなる「あいうえお」を作ってみましたので、子育て中のパパはどこまでできているかぜひチェックしてみてください。

 

パパが育児に関わるときに大切な「あいうえお」

  • あ=愛情(妻と子への愛)
  • い=育休(まずは育休取得から
  • う=うちで活躍(会社だけでなく家庭内でこそ活躍を)
  • え=縁が重要(新しい人間関係の構築)
  • お=男らしさからの脱却(ジェンダー観の見直し)

 

女性たちには、スーパーマザー症候群に陥らないで、と伝えたいですね。1日にまずは5分でもいいからMe Time(私だけの時間)と呼べる好きなことをできる時間を作っていきましょう。

 

その上で、男女ともにロールモデル探しをやめて、パーツモデル探しをしていくことも大事です。世間でイクメンと言われているようなロールモデルと自分を比較して落ち込む必要はありません。子育ての先輩として真似したい相手が現れたら、その人のいいなと思える部分(パーツ)だけを採り入れていけばいいんです。

 

>>NEXT コロナ禍をきっかけに分担の見直しを

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