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子どもではなく「1人の人間」として接してー子育て中の虐待サバイバーの思い

子育て

2020.02.24

「子ども」としてでなく、「1人の人間」として


──社会の虐待への関心は高まっていますが、どう子どもたちに声をかければいいのか分からない、という大人も多いと思います。虐待サバイバーとして、虐待が疑われる子どもたちに接するときに気をつけてほしいことはありますか?

 

橋本さん:

虐待を受けている子どもたちは親の顔色を伺って生活していることが多いです。なので、親以外の大人の顔色もよく見ていて、色々なことを察するようになります。

僕もそうだったのですが、ちょっとした声掛けで大人を「敵か味方か」判断してしまうところがあるのではないかと思います。心を開くのは簡単じゃありません。なので子どもであっても、1人の人間として言葉を選んでほしいです。

 

──1人の人間として言葉を選ぶ、ですか。

 

橋本さん:

例えば、言ったことを否定しない、などですね。何かを訴えても、「そんなはずない」「いや、それはきっとこうだよ」などと言われたらもう話せなくなってしまいます。

 

「普通はこう」ということを押し付けずにきちんと話を聞いてほしいし、絵が好きな子なら絵の話をしたり、好きな食べ物の話をしたり…。難しいですが、「子どもだから」「相談者だから」と考えるのではなく、時間はかかっても丁寧にコミュニケーションをとってほしいです。仕事として相談業務に当たっていると難しい部分はあると思うのですが。

 

──確かに、橋本さんのこれまでの経験を伺っていて、耳を疑いたくなることがたくさんありました。悪気はなくても「親がそんなことするなんて信じられない」と言ってしまったら、子どもはその先を話せなくなってしまいますね。

 

橋本さん:

そうですね。あとは、ちょっとおかしいなと思った時に「大丈夫?」と漠然と聞くよりも、「叩かれてない?」と一歩踏み込んだ質問をする、というのも大切かと思います。


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