「ダメなものはダメ」「問答無用」というママ・パパの声


まずは「ダメなものはダメ」というスタンスのママたちの意見です。

 

「妊娠中、”叱らない子育て”の話を聞いてなんて素晴らしいんだと思い、自分もちゃんと言い聞かせたり、自分で理由を考えさせようと心に誓いました。でも、2歳頃のイヤイヤ期あたりから、夕食前だからお菓子はやめようね、ごはんじゃないと元気に大きくなれないよ…云々言ってもまったく聞かず、お菓子を要求してひたすら泣き叫ぶばかり。私の神経がまいってしまい、最近は2~3回説明して聞かないことは”ダメなの!”で通しています。最終的にそうなるなら、最初から”ダメなものはダメ”でいいような気すらしてきました」(Yさん・30歳・2歳の男の子のママ)

 

「”これはわが家ではダメ”って決まってることは、いちいち説明しなくてもいいんじゃないでしょうか。小さい時は理解できなくても、そのうち自分で考えてくれるようになると思います。周りでも、お母さんが毎回事細かに理由を言い聞かせている子は、何かあった時、言い訳したり素直に謝らない傾向がある気がします」(Kさん・35歳・5歳の男の子のママ)

 

「ちゃんと言い聞かせるのが理想なのでしょうけど…6歳、3歳、1歳の3兄弟。特に3歳の次男は、最近急に口が達者になり、なんでなんで?の質問もピーク。たとえば図書館でここは静かにするところだと言い聞かせても”なんで?”、みんな静かに本を読んでいるからねと言っても、”なんで?”〇くんも絵本よんでて横で大騒ぎされたらいやでしょ?”いやじゃなーい!”じゃあもう帰るよ!”なーんーでー!!”…という調子。そのうちに1歳の三男はぐずり出すし、”ダメなものはダメなの!”とでも言って撤収しないとやっていられません」(Iさん・33歳)

 

たしかにその場を想像すると、ママの気持ちもよく分かりますね。

 

説明できる状況にも関わらず面倒だとか、叱る基準がブレているのを誤魔化すため…といった理由でなければ、時と場合に応じて「とにかくダメ!」と言った方が精神衛生上良いときもあるかもしれません。